MENU

AGA治療の効果がない方の特徴7つ|効果が出るまでどれくらい?

「AGA治療を始めたけど、効果がでない」

「せっかくAGA治療を始めたのに、お金が無駄になっただけかもしれない」

思ったようにAGA(男性型脱毛症)治療の効果が出ず、「せっかく勇気を出して治療を始めたのに……」とがっかりしている方もいるかもしれません。

実は、AGA治療の効果が出るまでには早くても4カ月程度かかります。そのため、治療を始めてすぐの方には「効果がない」と感じてしまうことがあるのです。

本記事では、AGA治療の効果がない方の特徴を7つ紹介します。治療効果がない場合の対処法も解説しているので参考にご覧ください。

この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)

1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。

目次

AGA治療の効果がない方の特徴7つ

AGA治療は、人によって効果が現れる時期に違いがあります。そのため、治療を始めたのに効果がないと感じることもあるでしょう。

効果がないと感じる方には、次に紹介するような特徴が見られる場合が多くあります。

AGA治療を始めて時間が経っていない

AGA治療は、数週間程度で効果が現れるものではありません。そのため、継続した治療が必要です。

ミノキシジルの内服薬や外用薬なら4か月フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)なら6カ月は継続して使用する必要があります。

治療を始めて間もない方は、効果が出ていなくても当たり前なのです。焦らず根気強く治療を続けていきましょう。

初期脱毛が起きたときに治療をやめてしまう

初期脱毛とは、AGA治療を開始して2週間から1か月程度で起こる、一時的な脱毛のことです。

〈初期脱毛のメカニズム〉

髪の毛は成長期、退行期、休止期のサイクルを回って生えたり抜けたりを繰り返しています。

AGA治療を始めると、正常なヘアサイクルに戻ろうと休止期にある髪の毛が成長期に移行しようとするため、一時的に抜け毛が増えてしまうのです。

これを初期脱毛と呼んでいます。

初期脱毛が起こる可能性がある治療薬としては、次のものが知られています。

初期脱毛が起こる可能性がある治療薬
  • ミノキシジル
  • フィナステリド
  • デュタステリド

初期脱毛が起こると、「AGA治療を始めたはずなのに、余計に薄毛がひどくなった」と驚いてしまう方が多くいます。なかには、治療前よりも一時的に髪の毛が抜けてしまい、治療をやめてしまう方もいるほどです。

初期脱毛が起きているのは、AGA治療薬が効いている証拠です。ここで治療をやめてしまうと、効果は出ません。

初期脱毛は2カ月程度でおさまります。

AGA治療を始めるのが遅すぎる

AGA治療は、早く始めれば始めるほど効果が出やすいといわれています。逆に、治療開始が遅くなると、十分な効果はなかなか出ません

これは、AGAが進行性の病気だからです。治療をせずに放置しておくと毛母細胞が寿命を迎えるため、治療薬を使っても効果が出なくなります。

AGA治療の効果をしっかり実感したいのであれば、毛母細胞の活動が続いているうちに治療を始めることが大切です。

AGA治療薬が合っていない

AGA治療薬は、症状の進行具合に合わせて種類を変えたり用量を決めたりする必要があります。

もし、自分に合わない治療薬を使っている場合は、効果がないこともあるでしょう。また、副作用の影響で服用を続けたくても続けられない状態になる方もいます

なかなか効果が現れない際は、専門医師に相談してみるのをおすすめします。

用法用量を守らずにAGA治療薬を使っている

AGA治療薬は、用法用量を守って服用しないと、十分な効果が出ません。何日も飲み忘れたり飲む量を間違えたりしていると、効果がないと感じることになります。

用法用量は、薬の効果を最大限に発揮でき、なおかつ副作用のリスクを抑えられるように決められているものです。守らずに服用していると、効果も落ちてしまうでしょう。

個人輸入したAGA治療薬を使っている

AGA治療薬は、個人輸入代行サイトでも購入できます。しかし、個人輸入するのはおすすめできません。

なぜなら、治療を続けても効果がない可能性があるためです。

また、厚生労働省によると、個人輸入した薬には表記と違う成分が入っていたり記載と有効成分の量が違ったりすることがあるとのことです。

実際にミノキシジルとフィナステリドを個人輸入した例で、健康被害が報告されています。安いからという理由だけでAGA治療薬を個人輸入すると、お金だけでなく健康を失うことにもつながるでしょう。

薄毛の原因がAGAではない

薄毛の原因がAGAではない場合、どれだけAGA治療を行っても効果は出ません。

男性が薄毛になる原因の約80%はAGAが原因だといわれていますが、残り20%のそれ以外の病気だった場合、AGA治療薬は効かないため、AGAだと決めつけずに、医療機関で原因を診てもらうのがおすすめです。

AGA以外で薄毛になる原因として、次のようなものがあります。

AGA以外で薄毛になる原因
  • 円形脱毛症
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
  • 抜毛症

円形脱毛症は、以前まではストレスが原因だといわれていました。しかし現在は、自分の免疫が自分自身を攻撃することで起こる自己免疫反応が原因であることが分かっています。

AGAは生え際や頭頂部から薄毛が進行しますが、円形脱毛症はまだらもしくは頭皮全体に症状が見られることが特徴です。

粃糠性脱毛症は、大量に発生したフケが毛穴を塞ぎ、マラセチア菌が繁殖することで脱毛が起こります。抜毛症は、自分で自分の髪の毛を引き抜いてしまうことになります。

AGA治療で効果が出やすい方の特徴4つ

同じAGA治療を行っているはずなのに、効果が出やすい方と出にくい方がいます。では、どのような方でAGA治療の効果が出やすくなるのでしょうか。

AGA治療を継続して行っている

フィナステリド1mgを継続投与した試験において、2年継続した方では68%、3年継続した方では78%で軽度改善以上の効果が見られました。

また、ミノキシジルの外用薬を使用してAGA治療をした方の例では、継続週数ごとに次のような効果が確認されています。

〈1cm2あたりの毛髪数〉

使用週数髪の毛の本数
4週間後1.4本
8週間後19.0本
12週間後23.7本
16週間後22.3本

〈太さ40μm以上の毛髪数〉

使用週数髪の毛の本数
4週間後0.8本
8週間後15.3本
12週間後23.9本
16週間後26.4本

このことから、AGAを改善するには継続が重要であることが分かります。

AGA治療を開始するのが早い

AGA治療で大切なのは、なるべく早めに治療を始めることです。

薄毛が進行した状態から治療を開始しても、効果が出にくかったり元の状態に戻すのに時間がかかったりします。

毛母細胞は、生涯のうちに限られた回数しか細胞分裂を行えません。AGAを発症するとヘアサイクルを回るスピードが健康な方よりも早くなり、すぐに寿命を迎えて髪の毛の成長がストップしてしまうのです。

こうなる前に治療を開始しなければ、AGA治療の効果は見込めません。

自分に合うAGA治療を行っている

AGA治療には、さまざまな種類があります。ミノキシジルやフィナステリド、メソセラピーなど多くの治療法の中から自分に合うものを継続して行うことが重要です。

自分に合う治療法を見つけるためには、信頼できる医師のもとで治療を行う必要があります。医療機関に相談しながら、最適な治療法を見つけましょう。

用法用量を守ってきちんとAGA治療薬を服用している

AGA治療を成功させるための大前提として、用法用量を守って内服薬や外用薬を使用することが大切です。

AGA治療の効果が出やすい方は、薬の用法用量を守って使用している場合がほとんどです。

AGA治療の効果が出ないときの対処法

AGA治療を行っても思うように効果がないこともあるでしょう。そのようなときは、次の対処法を行ってみてください。

用法用量を確認する

AGA治療の効果がないと感じるときは、用法用量を今一度確認してみましょう。

服用回数、1回の使用量や服用量などが間違っているかもしれません。

継続してAGA治療薬を使用する

AGA治療は継続が重要です。治療を始めて数日や数週間で効果が出るものではありません。ミノキシジルなら4か月、フィナステリドやデュタステリドは6か月ほどで効果を実感できるといわれています。

髪の毛を元のフサフサの状態に戻すためには、さらに継続が必要です。

医療機関から処方されたAGA治療薬を使用する

個人輸入代行サイトで購入したAGA治療薬を使用している方は、効果がないと感じることもあるでしょう。それは、薬が偽物だったり有効成分が入っていなかったりする可能性があります。

確かな効果を実感したいのであれば、信頼のある医療機関を受診して、AGA治療薬を処方してもらうようにしてください。

AGA専門医に相談する

AGA治療薬を指示通りに使用しても効果がない場合は、処方してもらった医師に相談してみましょう。

医師に、AGAの進行具合や治療薬の効果のあらわれ方を見てもらい、必要に応じて処方変更をしてもらうのも一つの手段です。

また、最初からAGA専門医に状態を診てもらっておくと、効果が現れないという状態になりにくくなります。

生活習慣を見直す

AGAを発症する原因は、男性ホルモンや遺伝の影響がほとんどを占めています。しかし、生活習慣が多少なりとも影響していることもあるため、注意が必要です。

AGAに影響する生活習慣として、次のものが知られています。

  • 喫煙
  • 睡眠不足
  • 栄養バランスの乱れ
  • ストレス

当てはまるものがある方は、AGA治療と並行して生活習慣の見直しも行ってみてください。

AGA治療で後悔しないための注意点

せっかくAGA治療を始めたのに後悔する結果になるのは、誰もが避けたいはずです。

後悔する結果にならないようにするためにも、次の注意点をしっかり把握しておきましょう。

AGA治療の効果が出るまでには時間がかかることを理解しておく

AGA治療の効果はすぐに出ません。だからこそ、途中で挫折してしまうと「効果がない……」と感じてしまうのです。

〈効果が出るまでの期間〉

ミノキシジル:4か月

フィナステリド:6か月

デュタステリド:6か月

個人差はありますが、最低でも4か月は効果が出るのに時間がかかります。5%のミノキシジル外用薬を、AGAの男性904名を対象に使用した研究で、1年後には患者の84.3%で発毛が見られたと報告されています。

また、フィナステリドは最長5年間の長期使用により発毛効果が安定しやすくなることが分かっています。時間とともに有効性が向上することも明らかになっています。

デュタステリドでも、長期使用によって効果が出ることが報告されています。416名の男性を対象に行った研究では、デュタステリドを12~24週間服用することで、優れた発毛効果が見られると報告されました。

このように、AGA治療薬の効果が実感できるようになるまでには時間がかかることを理解しておきましょう。

納得できる治療法を見つける

自分が納得できる治療法でなければ、AGA治療を続けるのは難しいでしょう。信頼できる医師と相談し「これならきっと良くなる」と前向きになれるような治療法を見つけてみてください。

自分の病気を受け入れ、積極的に治療に参加して”服薬アドヒアランス”を向上させることが、治療効果にも大きく影響します

治療を継続しやすい医療機関を見つける

AGAは治療を継続しやすい医療機関を見つけると、効果を実感しやすくなります。

AGA治療をやめてしまう原因3つ
  • 費用が高い
  • 通うのが大変
  • 受診する時間がない

など、治療を妨げる要因が一つでもあると、AGA治療はスムーズに進まなくなります。AGA治療薬の費用は医療機関によって大きく異なるので、受診前にあらかじめチェックしておくとよいでしょう。

自宅や職場から通いやすいかどうかも重要なポイントです。

受診する時間がない方は、診療時間帯が長く、オンライン診療を行っているDMMオンラインクリニックが特におすすめです。

AGA治療ならDMMオンラインクリニック

「どこでAGA治療を受けるのが良いのか?」お悩みの方は、DMMオンラインクリニックがおすすめです。

DMMオンラインクリニックならお財布に優しいだけでなく、無理のないAGA治療を続けられます

  • 通院時間0分だから治療を続けやすい
  • 信頼できる医師に相談できる
  • 処方された薬は自宅まで郵送される

通院時間0分だから治療を続けやすい

DMMオンラインクリニックは、オンライン診療に特化したサービスです。スマートフォンやパソコンなど、ビデオツールが利用できる端末があればどこにいても診察を受けられます。

つまり、通院時間は0分。加えて診察を24時間受け付けているので、忙しい方でも時間を見つけて受診できます。

信頼できる医師に相談できる

DMMオンラインクリニックの利用者数は2024年10月時点で100万件を突破しました。信頼できる医師が責任をもってしっかりと治療にあたってくれるからこそ達成できた数字です。

DMMオンラインクリニックなら、信頼できる医師に相談できます。治療内容にも納得でき、前向きにAGA治療を続けられるでしょう。

処方された薬は自宅まで郵送される

DMMオンラインクリニック処方された薬は、自宅まで郵送されます。つまり、診察から薬の受け取りまで外に出る必要が一切ないのです。

これなら、どんなに忙しい方でもオンライン受診する時間さえ確保してしまえば無理なく治療を続けられます。

【オンライン診療】AGA治療で効果が出ない方は医師に相談してみよう!

AGA治療で効果がない方の特徴としては、次の7つが挙げられます。

  • AGA治療を始めて時間が経っていない
  • 初期脱毛が起きたときに治療をやめてしまう
  • AGA治療を始めるのが遅すぎる
  • AGA治療薬が合っていない
  • 用法用量を守らずにAGA治療薬を使っている
  • 個人輸入したAGA治療薬を使っている
  • 薄毛の原因がAGAではない

とくに、治療を始めて時間が経っていないのに「効果がない」と不安になっている方は焦らなくても大丈夫です。

AGA治療は、最低でも4か月続けないと効果を実感できないといわれているからです。

それでも効果が見られないと不安を感じてしまいますよね。

その場合は、AGA専門医に相談してみてください。

DMMオンラインクリニックでは、24時間診療を受け付けているため、仕事が忙しい方でも安心してAGA治療を継続できます。

【参考文献】

個人輸入やインターネット購入による健康被害 | あやしいヤクブツ連絡ネット 厚生労働省

脱毛症 Q10 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

リアップX5(ミノキシジル5%製剤)の効果を示す臨床試験データ|リアップヘアケアコンテンツ|大正製薬

Treatment options for androgenetic alopecia: Efficacy, side effects, compliance, financial considerations, and ethics

【DMMオンラインクリニック】オンライン診療件数100万件を突破!|プレスリリース|DMM Group

参考になりましたらSNSシェアお願いいたします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次