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【医師監修】シミとは?肌にできる原因5つ|種類や治療法も解説

【医師監修】シミとは?肌にできる原因5つ

「年齢とともに、肌のシミが目立つようになってきた…」
「スキンケアだけで改善できるの?」
「病院での治療は必要?」

このような悩みを抱えている女性も多いのではないでしょうか?

シミは紫外線の影響だけでなく、加齢やホルモンバランスの乱れなどさまざまな要因が複雑に絡み合って発生します。

種類によって原因が異なるシミには、適切な治療やセルフケアが必要です。

そこで、本記事では以下の点について詳しく解説します。

  • 肌にできるシミの定義
  • シミの種類
  • シミができてしまう原因
  • 予防する方法

シミに関する正しい知識を身につけて自分に合った対策を見つけていけるよう、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)

1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。


目次

肌にできるシミとは?定義を解説

シミ(色素斑)とは「メラニン色素」の蓄積によって肌に生じる茶色や黒色の斑点です。

メラニン色素は本来、私たちの肌を紫外線から守る重要な役割を果たしています。

しかし、加齢や紫外線の浴びすぎが原因で、メラニン色素が過剰に生成されたり、正常な分解が行われなくなったりすると、シミが出現します。

一言で「シミ」と言っても複数の種類が存在し、それぞれ原因や特徴が異なるため、まずは自分のシミがどのタイプなのかを知ることが大切です。

シミの種類5つ

シミの主な種類は5つあり、それぞれ特徴や原因、好発部位が異なります。


それぞれのタイプについて、詳しく解説していきます。


老人性色素斑


老人性色素斑は、加齢とともに増えていく最も一般的なシミの一種です。

特徴境界が明確な茶褐色のシミ。 最初は薄い色だが、時間とともに濃くなり境目がはっきりしてくる。
好発部位顔面、手の甲、腕など日光に当たりやすい部分
原因紫外線、加齢

長年にわたる紫外線の影響で、メラニン色素が過剰に生成されます。

また、年齢を重ねると肌の生まれ変わりの周期(ターンオーバー)が遅くなり、結果としてメラニン色素が沈着しやすくなってしまうのです。


肝斑

肝斑は、主に女性に多く見られるシミの一種です。

特徴境目が比較的はっきりとしたシミ。 薄い褐色から濃い茶色まで色合いに幅がある。
好発部位顔の頬骨のあたりに左右対称に出現
原因紫外線、妊娠や更年期によるホルモンバランスの変化
治療上の注意一部のレーザー治療で悪化する可能性あり

なお、肝斑は老人性色素斑やそばかす、後天性メラノサイトーシスと見た目が似ていることがあります。

そのため、適切な治療を受けるためには、専門医による正確な診断が重要です。

雀卵斑(そばかす)

雀卵斑(そばかす)は、遺伝的な要因が強いとされているシミの一種です。

特徴茶褐色で5mm以下の小さなシミが左右対称に多発。
好発部位頬の上部から鼻
原因遺伝、紫外線

生まれつきメラニン色素を作りやすい体質を持った方に多く見られます。

また、日光に当たることで色が濃くなったり、数が増えたりするのも特徴です。

色の濃さや数の増加を抑えるために、紫外線対策をしっかりと行いましょう。

炎症後色素沈着

皮膚が炎症や外傷を受けた後に発生するシミの一種です。

老人性色素斑や肝斑と異なり、炎症という明確な原因があります。

特徴外的刺激や肌トラブルの後に生じる色素沈着で発現するシミ。 薄い茶色から濃い黒色まで、炎症の程度によって異なる。
好発部位傷や炎症が起きた部位
原因外傷、火傷、ニキビ 、虫刺され、化粧品かぶれなど肌の炎症

最優先すべきは、炎症性皮膚疾患の根本的な改善です。

難治性かつ再発が多いため、適切な治療やスキンケア、生活習慣の改善を行う必要があります。

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシスは、主に思春期から成人期のアジア人女性に発症することが多いシミの一種です。

特徴不規則な形状の青灰色の色素沈着。 左右非対称に出現することが多い。
好発部位頬、こめかみ、目の周囲、まぶた
原因真皮メラノサイトの再活性化、遺伝、紫外線、ホルモン変化


悪化因子として特に注意が必要なのは紫外線です。

紫外線に当たると、色素沈着が濃くなったり、範囲が広がったりする可能性があります。

レーザー治療が有効とされていますが、その他のシミとの鑑別が難しいため、早めに専門医に相談しましょう。

肌にシミができてしまう原因5つ


肌にシミができてしまう原因として、主に以下の5つが挙げられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 紫外線

紫外線(UV-A、UV-B)は、肌に最も大きなダメージを与える要因の一つです。

紫外線を浴びると、肌のメラノサイトが刺激され、メラニンが過剰生成されます。

結果として、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れを誘発し、シミが発現するのです。

(イメージ図)

特に、日中の外出や車の運転中は紫外線の接触シーンとして要注意です。

なお、日傘をさしていても地面からの反射で紫外線に晒されます。

曇りや雨の日であっても、日焼け止めを塗って対策をしましょう。

2. ホルモンバランスの影響

ホルモンバランスの乱れは、女性に多い「肝斑(かんぱん)」というシミの原因です。

肝斑は、次のような時期に発生しやすくなります。

【肝斑が起こりやすい時期】

  • 妊娠中(妊娠シミ)
  • 出産後
  • 更年期・閉経前後
  • ピルの服用中や使用後

これは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの増減が、メラニン色素の生成に影響を与えるためです。

特に、妊娠中は女性ホルモンの分泌が活発になるため、肝斑ができやすい時期と言えます。

ホルモンバランスが原因のシミは、一般的な美白ケアだけでは改善が難しいでしょう。

皮膚科での適切な診断と治療が推奨されます。


3.加齢による肌のターンオーバー低下

年齢を重ねるにつれて、肌細胞の生まれ変わりであるターンオーバー周期が遅くなります。

その結果、メラニン色素が肌に留まりやすくなり、シミができやすい肌質に変化してしまうのです。

【ターンオーバー低下による悪影響の具体例】

  • 古い角質が肌に残りやすくなる
  • メラニン色素の排出が遅くなる
  • 肌のくすみやシミが出やすくなる
  • 一度できたシミが消えにくくなる

年齢に伴い、適切なスキンケアがより重要になります。

肌の生まれ変わりを促す成分を含んだレチノールやセラミド、ヒアルロン酸配合の化粧品の使用が効果的です。

4. 肌の炎症や傷

肌に炎症や傷が生じると、その修復過程でメラニン色素が過剰に生成され、シミになることがあります。(→「炎症後色素沈着(PIH:Post Inflammatory Hyperpigmentation)」)

注意が必要なのは、肌トラブルが起きた際の対処法です。

 炎症部位のケア方法
清潔な手で優しく扱う
刺激の強い製品は使用を控える
保湿を十分に行う
紫外線対策を徹底する

炎症が続く場合は、必ず専門の医師に相談するようにしましょう。

5. 生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは、肌の健康に大きな影響を与え、シミの発生を促進する要因です。

シミを発生させる生活習慣
不規則な睡眠 夜更かしが肌の再生の妨げに
喫煙 血行不良を引き起こし、肌は酸素・栄養不足に
過度な飲酒 肝機能低下による肌の代謝悪化
栄養の偏り ビタミンC、ビタミンEの不足
慢性的なストレス ホルモンバランスの乱れを誘発

まずは、日常生活からシミ対策を始めてみましょう。

肌にできるシミを予防する方法3つ


ここでは、肌にできるシミを予防する具体的な方法3つを解説します。

まずはセルフケアから肌をシミから守っていきましょう。

日常生活での紫外線対策

紫外線はシミの主要な原因です。

年齢を重ねるほど肌の回復力は低下するため、特に30代以降は念入りな紫外線対策が欠かせません。

【日焼け止めの基礎知識】 

■SPF(Sun Protection Factor)とは 

  • 肌を赤くする原因となるUVBから肌を守る指標
  • SPF15なら15倍、SPF30なら30倍の時間、日焼けを防げる
  • 効果は数値に比例(SPF50はSPF25の2倍の効果)

■PA(Protection Grade of UVA)とは

  • シミやシワの原因となるUVAから肌を守る指標 
  • +の数が多いほど防御効果が高い(最大++++)
活動内容推奨SPF推奨PA
通勤・買い物など普段の外出15~30++
屋外活動・レジャー30~50以上++++

日焼け止めはシミ予防の基本となりますが、選び方や使い方に注意が必要です。

顔には2.0ml(10円玉2枚分)を目安に塗布し、2~3時間おきの塗り直しが推奨されます。

また、30代以降は肌の乾燥も気になるため、保湿機能付きの日焼け止めがおすすめです。

日焼け止め以外にも、帽子や日傘などの物理的な紫外線対策も行いましょう。

首元まであるラッシュガードや長袖シャツの着用も、首や腕のシミ予防に有効です。

正しいスキンケアの実践

シミを改善するためには、有効成分を含むスキンケア製品で、肌のバリア機能を高めるための保湿ケアをきちんと行う必要があります。

美白有効成分として代表的なのは、ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸です。


主な働き特徴
ビタミンC誘導体・シミの原因となる色素の生成を抑える
・すでにできた色素を薄くする
・肌に馴染みやすい
・長期保存できる
アルブチン・色素を作り出す物質(チロシナーゼ)の
働きを抑える
・植物由来
・肌への刺激が少ない
コウジ酸・色素を作り出す物質(チロシナーゼ)の
働きを抑える
・高い美白効果が期待できる


最新の研究では、ハトムギエキスにもシミの原因となるメラニン生成を抑制する効果が確認されています。

老人性色素斑の患者に6ヶ月間ハトムギエキスを摂取させたところ、シミの改善が見られたのです。

また、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含む化粧水で十分な水分を肌に補給してあげましょう。

バリア機能を高め、シミを改善・予防できるように乳液やクリームでの保湿も重要です。

健康的な生活習慣

肌のシミを予防するためには、日々の生活習慣の改善が重要です。

生活習慣のポイント
質の良い睡眠
バランスの良い食事
適度な運動
ストレス解消
水分補給


中でも特に大切なのが、質の良い睡眠です。

肌の再生が最も活発な時間帯である、夜22時から深夜2時の「ゴールデンタイム」にしっかりと眠ると、肌のターンオーバーが促進されます。

また、食事面では抗酸化作用のある食材を積極的に摂取しましょう。

  • ビタミンCを含む柑橘類や緑黄色野菜
  • ビタミンEが豊富なナッツ類
  • 良質なタンパク質を含む魚介類

ビタミンCやビタミンEに含まれる抗酸化作用は、肌の内側からシミを防ぐことにつながります。

そして忘れてはならないのが、十分な水分補給です。

1日1.5~2リットルのこまめな水分補給は、肌の水分バランスを整え、老廃物の排出を促します。

シミに悩む肌を改善するには?

シミは症状や種類によって最適な治療法が異なります。

DMMオンラインクリニックでは、無料で専門医によるオンライン診察を受けられ、シミの種類や程度に応じた処方を提案しています。

【内服薬による治療】

✔️ シナール(ビタミンC) → メラニン生成を抑制し、コラーゲン生成を促進

✔️ ユベラ(ビタミンE) → 血行改善で肌のターンオーバーを正常化

✔️ トラネキサム酸 → 炎症を抑制し、特に肝斑に高い効果

【外用薬による治療】

✔️ ハイドロキノン配合薬 → メラニン生成を抑制

✔️ ヘパリン類似物質 → 保湿効果で肌環境を改善

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シミの改善には時間がかかるため、医師の指示に従った継続的なケアが欠かせません。
医師による適切な診断と処方で、 あなたに合った効果的なシミケアを始めましょう。


【参考文献】

・一般社団法人 日本形成外科学会「シミとは」 

・老人性色素斑に対する免疫組織化学と電子顕微鏡を用いた新たな形態学的評価

・真皮メラノサイトーシスの病態とレーザー治療のエビデンス

・ハトムギ全粒熱水抽出エキス:事例研究

・第113回 日本皮膚科学会⑨ 教育講演35-1 顔面のシミの病態と鑑別診断

・皮膚のアンチエイジング

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