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ピルを飲み始める前に注意すること|服用のタイミングも解説

「ピルを飲み始めたいけど注意することはあるのかな?」
「ピルを飲み始めるタイミングに決まりはある?」
「効果をしっかり理解しておきたい」

上記のように考えているのではないでしょうか。

ピルを飲み始めるときは、わからないことが多く不安になってしまいますよね。

そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。

  • ピルを飲み始める前に確認すべき服用の条件
  • ピルを飲み始める前に確認しておきたい注意点
  • ピルを飲み始めるベストタイミング

この記事を読むと、あなたがピルを飲み始めてよいのかがわかり、正しく服用できるようになります。

この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)

1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。

目次

ピルを飲み始める前に確認すべき服用の条件

ピルは誰でも飲めるわけではなく、WHO(世界保健機関)の定めた基準に沿って医療機関が服用してよいか判断しています。

具体的には、以下の条件にあてはまる人は服用を禁止されています(※1)。

分類条件
相対禁忌分娩後6週~6か月の間で母乳栄養がメイン
分娩後21日以内
35歳以上かつ、1日15本未満の喫煙者
高血圧(収縮期140~159㎜Hgおよび拡張期90~99㎜Hgの高値)
35歳以上で前兆のない片頭痛患者
乳癌の既往歴があって3年間に再発がない患者
症候性の胆嚢疾患で内科的に既治療または罹患中
軽症の肝硬変患者
以下の薬剤を使用中の場合 リファンピシン グリセオフルビン フェニトイン カルバマゼピン バルビツール酸系薬剤 プリミドン
絶対禁忌分娩後6週以内
35歳以上かつ、1日15本を超える喫煙者
高血圧(収縮期160㎜Hg,拡張期100㎜Hgを超える)
静脈血栓塞栓症の罹患、または既往歴
長期の安静臥床を要する大手術を控えている
虚血性心疾患患者
脳卒中患者
肺高血圧 心房細動 亜急性細菌性心内膜炎歴 のある心弁膜疾患患者
前兆のある片頭痛患者
乳癌患者
腎症 網膜症 神経障害 血管疾患のある、もしくは罹患期間が20年を越える糖尿病患者
重症の肝硬変患者
肝腫瘍患者

「相対禁忌」はピルを飲むメリットをリスクが上回る場合をさし「絶対禁忌」は重度の副作用のリスクがある場合をさしています。

これらの条件を含めて、最終的には医療機関の判断でピルが処方されるのです。

ピルを飲み始める前に知りたい注意点3つ

 ピルは適切に服用すれば、妊娠を高い確率で防げる薬です。

しかしピルを飲み始める前には、知っておくべき重要なポイントが3つあります。

順番に見ていきましょう。

飲み忘れた際の対処法

ピルの避妊効果を最大限に発揮するためには、毎日決まった時間に飲み忘れずに服用することが重要です。

しかし飲み忘れた場合は、気づいた時点で飲み忘れた1錠をすぐに服用し、当日分の1錠をいつもの時間に服用しましょう(※2)。

同時に「2錠以上」は飲まないようにしてください。

またピルを飲み忘れて、1日に複数錠を服用すると、

  • 頭痛や嘔吐などの副作用が現れる
  • 不正出血が起こる
  • 避妊効果が弱くなる

といった可能性がある点は覚えておきましょう。

またピルの種類によっては、飲み忘れたときの対処法が異なる場合があるため、医療機関で相談すると安心です。

副作用の種類

個人差はありますが、ピルを飲み始めると副作用が現れる可能性があります。

実際に株式会社シアンが、低用量ピルの服用経験がある女性を対象にした調査では「40%」の方が、なにかしらの症状を感じていると回答(※3)。

具体的な症状としては、以下のようなものがあげられます。

  • 嘔吐・吐き気
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 下痢・便秘
  • 不正出血
  • むくみ
  • 食欲の変化
  • 乳房の腫れ・痛み
  • 精神不安定

症状の強さも個人によって異なります。

避妊効果が現れるまでは1週間程度かかる

低用量ピルは高い避妊効果をもつ薬ですが、服用を開始してから十分に効果が発揮されるまでに「1週間」程度の期間が必要です(※4)。

そのため、服用開始後の最初の周期については「コンドームの使用」といった、ほかの避妊法の併用が推奨されています。

ピルを飲み始めるベストタイミングは生理開始1日目

妊娠していなければいつでもピルを飲み始められますが、生理開始1日目からの服用がベストタイミングだといえます。

生理開始から2日目以降から飲み始めた場合、妊娠する可能性があるためです(※5)。

自然な月経周期に沿って飲み始めることで、排卵を抑制して避妊効果を得られます。

ピルの飲み始めに関するよくある質問3つ

ここではピルの飲み始めについて、よくある3つの質問をまとめました。

順番に見ていきましょう。

飲み始めの副作用はどのくらい続きますか?

飲み始めて1~2か月程度は副作用が現れる場合がありますが、多くの場合は服用をつづけるうちに落ち着いてきます(※6)。

風邪薬も一緒に服用しても大丈夫?

一部の抗生物質や市販薬は、ピルの効果を弱める可能性があります。

風邪薬を服用する際は、かならず医療機関で相談してください。

100%避妊できる?

100%ではありません。

厚生労働省の報告によると、飲み忘れを含めた一般的な服用における妊娠率は「5%」といわれています(※7)。

DMMオンラインクリニックならスマホで簡単にピルの服用を始められる

ピルの服用を始める際には、WHOが定めた服用禁忌条件に該当しないかを確認する必要があります。とくに、

  • 高血圧
  • 血栓症の既往歴
  • 喫煙習慣

といったリスクがある場合は、服用について医療機関から慎重に判断されるでしょう。

ピルを飲み始めるベストタイミングは「生理開始1日目」からです。

服用開始から効果が十分に発揮されるまでには約1週間かかるため、最初の周期はコンドームなどほかの避妊法を併用しましょう。

また副作用として、嘔吐や頭痛などの症状が現れる可能性がある点も覚えておきましょう。

ピルの飲み始めには多くの注意点がありますが、DMMオンラインクリニックならスマホ1つで医師に相談しながら、安全に服用を始められます。オンライン診療で丁寧な説明を受けられるため、初めての人でも安心してピルを飲み始められるようになりますよ。

【参考文献】
(※1)J-STAGE|岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 産科・婦人科学(鎌田泰彦,平松祐司)「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」岡山医学会雑誌 第119巻 2008,p315-317
(※2)東京大学医学部附属病院「月経対策をしてコンディションを整えよう!」
(※3)PR TIMES|株式会社シアン「約9割の女性が生活の変化を実感!低用量ピルの満足度や副作用について徹底調査」
(※4)低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン 改訂検討委員会「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)」
(※5)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「ファボワール錠21、ファボワール錠28」
(※6)東京大学医学部附属病院「子宮内膜症外来」
(※7)厚生労働省「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ」

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