避妊目的で低用量ピルを服用する場合、忘れずに服用することが重要です。しかし、仕事や家事など多忙だと、つい飲み忘れてしまうことがあると思います。
しかし、飲み忘れた際の避妊効果については、状況によってすぐに相談・対処ができない方もいるでしょう。
この記事では低用量ピルを飲み忘れた時の対処法と自宅で相談・対処できる方法を解説します。
この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。
【日数別】ピルの飲み忘れに気づいたら
低用量ピルを飲み忘れた時、最後の服用から48時間以内に対応できれば、避妊効果は継続されます。しかし、48時間を経過するとその効果は低下もしくは消失してしまいます。
飲み忘れた日数によって対処法は異なるため、飲み忘れた日数別の対処法を解説します。
1日目に気づく
前述したように最後の内服から48時間以内に対処すれば、避妊効果は保たれます。
1日(24時間以上48時間以内)の飲み忘れは、「気づいた時点ですぐに服用する」。以降は、通常通りの服用時間で問題ありません。
例↓
昨日 夜8時 | 今日 夜8時 | 明日 |
服用 ◎ | 飲み忘れ | 気づいた時 1錠服用 いつもの夜8時分 1錠服用 |
もし、気づいた時間が普段服用している時間に近かった場合は、飲み忘れた分を含め2錠(2日分)まとめて服用してください。
2日目に気づく
2日間(48時間以上)服用を忘れてしまった場合は、その日に2錠分の低用量ピルを服用してください。
「2日間の飲み忘れは飲み忘れた分2錠+今日分1錠の計3錠を内服すればいいかな」
と思われる方もいますが、同時に服用できるのは2錠までです。
例↓
昨日 夜8時 | 今日 夜8時 | 明日 |
飲み忘れ | 飲み忘れ | 気づいた時 1錠服用 いつもの夜8時分 1錠服用 |
また、2日間の飲み忘れは、妊娠の確率が高くなっています。そのため、服用を再開して7日間連続で服用できるまで、コンドームによる避妊もしくは性交渉を避けましょう。
3日目に気づく
最後の服用から48時間以上経過している場合、避妊効果は大幅に低下もしくは消失している可能性が高いです。
もし、飲み忘れの間に性行為が合った場合は、妊娠している確率が高いです。性交渉から72時間以内であればアフターピルを服用してください。
3日目以降に気がついたらアフターピルを内服
アフターピルは、性交渉から72時間以内の服用で避妊効果が期待できます。アフターピルを入手する方法は下記の通りです。
婦人科を受診
専門医の診察のもと、アフターピルの処方箋を受け取ることが可能です。
直接診察を受けることが可能ですが、セクシャリティな内容を直接話すことに抵抗がある方も。
また、クリニックによっては土日祝日休みのところも多いため、受診する際は注意が必要です。
通販サイトで購入
通販サイトでも購入は可能。
しかし、安価で手に入りやすいですが偽物や不純物が含まれているケースが多く、信憑性に欠けます。
直接医師の診察を受けるか、次に紹介する「オンライン診察」をお勧めします。
自宅でオンライン診療
低用量ピルの飲み忘れやアフターピルの服用は、時間との勝負です。
しかし、
「仕事や家事などですぐにクリニックに行くことが難しい」
「近くにクリニックがない」
「詳細を対面で話すのに抵抗がある」
そのような方も多いと思います。
そんな方にお勧めなのが「DMMオンラインクリニック」。
いつ・どこでもスマートフォンとタブレットがあれば、外出先であっても受診が可能。
連携医療機関があるから、オンライン診療でも専門クリニック同等の治療が受けられます。
また、下記のような魅力も。
当日診断・当日到着
一番の魅力は、オンライン診断のため当日にいつでも、どこでも医師の診察・診断を受けられること。
また、早ければ当日発送・到着ですぐに治療を開始できます。
お財布に優しい安心価格
DMMオンライン診療は、継続しやすい安心の価格が魅力的。
お得に買えて継続できる「らくらく定期便」プランもあります。
土日祝日も診療
DMMオンラインクリニックは土日祝日も診察を受けられます。
空いてる時間に予約をし、診察時間を待つだけ。
土日祝日で、休診日だから受診できないという不安から解消されます。
病院に行けない時はオンライン診療を利用しよう
避妊効果を維持するため、低用量ピルの飲み忘れの対処法は時間との勝負です。「DMMオンライン診療」なら時間と場所を問わず受診が可能です。対面での診察に抵抗がある方もぜひお試しください。
詳しくこちらのリンクより「DMMオンラインクリニック」。
【参考文献】
医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議|厚生労働省