洗顔もスキンケアも食事改善もしているのに、ニキビが一向に良くならず、悩みを抱える男性は少なくありません。
思春期を過ぎても繰り返すニキビには、皮脂・乾燥・ストレス・生活習慣など、さまざまな原因が関係しているため、自己流ケアでは限界があるケースも多くあります。
この記事では、男性ニキビが治りにくい理由やセルフケアの見直しポイント、皮膚科治療でも改善しない場合の次の選択肢までを丁寧に解説します。根本からの改善を目指したい方はぜひ参考にしてください。
なぜ男性のニキビは治りにくい?4つの根本原因

「洗顔もしているし、食生活にも気をつけているのに、なぜかニキビが治らない」と悩む男性は少なくありません。高校生の思春期ニキビから、大人になってからの30代・40代の慢性的なニキビまで、まずは男性特有の原因を理解することが、改善への第一歩です。
以下では、男性の肌にニキビができやすい・治りにくいとされる主な原因を4つに分けて解説します。
原因1:「男性ホルモン」による皮脂の過剰分泌
男性ニキビの最大の原因は、男性ホルモン(テストステロン)による皮脂の過剰分泌です。男性ホルモンは皮脂腺を活性化させ、毛穴に皮脂が詰まりやすい状態をつくります。これがニキビの温床となり、炎症や膿を伴う「赤ニキビ」や「しこりニキビ」へと悪化するケースもあります。
特に思春期の高校生はホルモンの分泌が急増する時期であり、30代・40代になってもストレスや生活習慣の影響で男性ホルモンが過剰になると、ニキビが繰り返しできやすくなります。
原因2:間違ったスキンケアや、ひげ剃りによる刺激
「良かれと思ってやっているケアが、実は逆効果になっている」ことも少なくありません。たとえば、
- ゴシゴシ強く洗顔する
- 洗顔後に保湿をしない
- ひげ剃り後に何もケアしない
といった行動は、肌のバリア機能を壊し、刺激によってニキビが悪化しやすくなる原因になります。
30代・40代の男性は、スキンケアに慣れていない方も多いため、必要なケアを抜かしていたり、刺激の強い製品を使ってしまっていることが、ニキビを慢性化させている可能性があります。
原因3:生活習慣の乱れ(食事・睡眠・ストレス)
ニキビの発生には、ホルモンバランスや肌の代謝(ターンオーバー)を乱す生活習慣の影響も大きく関わっています。
- 脂っこい食事・甘いものの摂りすぎ
- 睡眠不足・寝る時間が不規則
- ストレスをうまく発散できていない
こうした状態が続くと、男性ホルモンの分泌が増え、皮脂が過剰になりやすくなります。
また、ニキビを抑える栄養素(ビタミンB群・亜鉛・食物繊維など)が不足している食生活も、改善の妨げになります。
原因4:肌の乾燥によるバリア機能の低下
男性は皮脂分泌が多い傾向にある一方で、肌の乾燥対策には気を使う必要があります。
肌の表面が乾燥すると、水分を補おうとして体が余分な皮脂を分泌します。この状態は「インナードライ」と呼ばれ、見た目は脂っぽいのに、肌の内側は乾燥している状態です。
乾燥した肌は外部刺激にも弱くなり、毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビができやすくなります。思春期からから大人まで、年齢を問わず「洗顔後の保湿」は必須ケアとして取り入れることが重要です。
参考:「にきびはどうしてできますか?」皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
何をしてもニキビが治らない男性が見直すべき3つのセルフケア
何をしてもニキビが改善しないと悩む男性は多くいます。肌の状態を安定させるには、正しいケア方法を継続しながら、ニキビの根本原因に合った対策を取ることが重要です。
ここでは肌質や年齢を問わず実践できる基本的なセルフケアを3つの視点で紹介します。また、セルフケアでの対応が難しいケースがあることにも触れ、次のアクションを選びやすくする構成としています。
1.正しいメンズスキンケアの基本ステップ
ニキビを予防・改善するためには、「洗顔・保湿・紫外線対策」の3つを軸にしたスキンケアが基本です。特別なアイテムを使う前に、まずは肌の土台を整える習慣を身につけることが重要です。
洗顔
朝晩2回、泡立てた洗顔料をやさしくなじませ、ぬるま湯でしっかりすすぎます。ニキビ肌には、サリチル酸やグリチルリチン酸ジカリウムなど炎症を抑える成分配合の洗顔料がおすすめです。
保湿
洗顔後すぐに化粧水と乳液(もしくはオールインワンジェル)で水分と油分を補います。皮脂が多い男性でも保湿は必要です。ヒアルロン酸やセラミドが配合されたものを選ぶと肌をやさしく守れます。
紫外線対策
日中はSPF30以上の日焼け止めを使用します。紫外線はニキビ跡の色素沈着を悪化させる原因になるため、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)タイプを選ぶと刺激が少なく使いやすいです。
この3ステップを正しく続けることで、ニキビができにくい肌環境を整えることができます。
参考:紫外線|環境省
2.ニキビを抑えるために意識したい食べ物と生活習慣
スキンケアと同じくらい重要なのが、ホルモンバランスと肌の代謝に関わる食事と生活習慣の見直しです。特に、男性ホルモンの過剰分泌はニキビの大きな原因とされており、それを整える栄養素を意識的に摂ることが効果的です。
栄養素 | 働き/含まれる食材の例 |
---|---|
ビタミンB群 | 皮脂の分泌をコントロール。レバー、卵、納豆、玄米など |
ビタミンC | 抗炎症作用・抗酸化作用。赤ピーマン、ブロッコリー、キウイなど |
亜鉛 | 皮膚の新陳代謝を助ける。牡蠣、豚レバー、カシューナッツなど |
また、睡眠時間の確保(目安は6〜8時間)と、深夜までスマホやPCを使用しないこともホルモンバランスの安定につながります。乱れた生活習慣は皮脂の分泌やターンオーバーを悪化させ、ニキビの原因になるため、日々のリズムを整えることも改善の鍵となります。
3.市販のニキビ治療薬の選び方と限界
市販のニキビ治療薬も初期のケアとして有効ですが、できるニキビの種類や症状の重さによっては効果に限界があります。
分類 | 製品名例 | 特徴 |
---|---|---|
外用薬 | ペアアクネクリームW、クレアラシル | アクネ菌の増殖を抑える/軽度の赤ニキビ向け |
内服薬 | チョコラBBプラス、ハイチオールC | 代謝をサポート/ビタミン補給が中心 |
これらは初期段階の小さなニキビや軽度の炎症に対しては一定の効果がある一方で、炎症が強いニキビや繰り返しできる大人ニキビには対応しきれないことがあります。セルフケアで限界を感じたら、皮膚科やオンライン診療など、医師の判断を仰ぐ段階に進むことが推奨されます。
皮膚科に行ってもニキビが治らない…考えられる理由と次のステップ
「皮膚科に通ったのに、結局ニキビは治らなかった」そんな声は少なくありません。実際に医療機関で治療を受けても、思ったような効果を感じられないことはあります。ですが、それは「もう打つ手がない」という意味ではなく、治療方法や受診の形を変えることで、改善のチャンスはまだ十分にあるということです。
なぜ皮膚科の治療でも治らないことがあるのか?
皮膚科に通ってもニキビが改善しない背景には、いくつかの要因があります。
- 薬が肌に合っていなかった
- 通院が続かず、途中で治療を中断してしまった
- より強力な治療薬(内服薬など)が処方されていなかった
こうした理由から、「治療しても効果がなかった」と感じたとしても、本人の努力や意志が足りなかったわけではありません。
「オンライン診療」という新しい選択肢
皮膚科に通うのが負担に感じている方におすすめしたいのがオンライン診療です。スマホやパソコンを使って自宅から医師の診察を受けられるこの方法なら、時間や場所に縛られず、継続的な治療がしやすくなります。
診察後は、状態に応じて外用薬・内服薬の両方を組み合わせた処方も可能で、重症化しやすい男性のニキビにも対応できます。さらに、薬は最短当日発送され、自宅やコンビニで受け取りも可能です。
「通院が大変」「仕事や学校で時間が取れない」「専門的な治療を受けたい」そう感じているなら、オンライン診療は現実的かつ有効な選択肢になり得ます。
自宅で始める本格ニキビ治療「DMMオンラインクリニック」が選ばれる理由

何をしてもニキビが治らないと感じたとき、次の一手として有力なのが「オンライン診療」です。スマホやパソコンがあれば、通院せずに自宅から専門的なニキビ治療を始められるという点が大きな魅力です。
なかでも注目されているのが、DMMオンラインクリニックです。診療実績150万件以上、24時間いつでも予約可能という体制で、仕事や学校で忙しい方でもスムーズに受診できます。
診察はビデオ通話を通じて行われ、皮膚科医が肌の状態に応じて外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)を組み合わせて処方。診察料は無料で、処方された薬は最短当日発送、自宅やコンビニ・ロッカーなどで受け取り可能です。
「皮膚科に行く時間がない」「何をしても改善しない」と感じているなら、DMMオンラインクリニックのオンライン診療を通じて、より専門的かつ継続しやすいニキビ治療を始めてみてください。
【年代別】男性ニキビの特徴とケアのポイント
男性のニキビは年齢によって原因や特徴が異なり、同じケアでは効果が出ないこともあります。高校生に多い思春期ニキビと、30代・40代で悩まされる大人ニキビでは、肌状態も対処法もまったく違うため、年代に合ったアプローチが必要です。
以下では、年齢別にニキビの特徴とケアのポイントを整理して解説します。
10代(高校生)の思春期ニキビと、20代以降の大人ニキビの違い
10代の男性に多く見られる思春期ニキビは、ホルモンの急増によって皮脂分泌が過剰になることが主な原因です。特に額・鼻・あごなどのTゾーンに多くできやすく、「毛穴の詰まり」と「皮脂の多さ」が組み合わさって炎症を起こします。
一方で、20代以降の大人ニキビは、皮脂だけが原因ではなく、下記のようなものが複合的に引き起こします。
- 肌の乾燥
- ストレス
- 睡眠不足
- 間違ったスキンケア
これらの要因が重なり、頬やフェイスラインなどTゾーン以外にできる傾向があります。
皮脂分泌量のピークは10代後半〜20代前半ですが、生活習慣やストレスの影響によって、30代・40代になってもニキビが続く人も少なくありません。
30代・40代の治りにくい「吹き出物」へのアプローチ
30代・40代になると、ニキビは「吹き出物」とも呼ばれ、肌のターンオーバー(新陳代謝)の低下が原因のひとつになります。肌の生まれ変わりが遅くなることで、古い角質や皮脂が毛穴に残りやすく、炎症を起こしやすくなります。
また、仕事や家庭のストレス、睡眠の質の低下、スキンケアの見直し不足など、生活全体の影響が肌に現れやすい時期でもあります。
この年代では、洗顔や保湿といった基本のセルフケアに加えて、
- ビタミンCやL-システインなどの内服
- ターンオーバーを整える医療用スキンケア
- 外用薬+内服薬の専門的な治療
といった医学的なサポートを取り入れることが、根本的な改善につながります。
まとめ|男性の「何をしても治らないニキビ」を諦める前に、オンライン診療という選択肢を

ニキビが長引くと、「自分は何をしても治らないのではないか」と感じてしまうかもしれません。しかし、男性のニキビには以下のような構造的な難しさがあります。
- 男性ニキビは、ホルモン・生活習慣・スキンケアなど、原因が複雑に絡んでいるため、治りにくい
- スキンケアや市販薬などのセルフケアには限界がある
- 皮膚科に通っても治らない場合、処方内容や治療法が合っていない可能性がある
このように、努力しても結果が出にくい理由が明確に存在するからこそ、ひとりで抱え込まず、医師に相談することが改善への第一歩になります。
通院の手間や継続の難しさを感じる方には、スマホで診察から薬の受け取りまで完結できる「DMMオンラインクリニック」がおすすめです。診察料は無料、処方された薬は自宅やコンビニで受け取ることができ、忙しい方でも続けやすい環境が整っています。