ED治療薬に関心があっても、どこで処方を受けられるのか分からなかったり、通院することへの抵抗感や診察内容への不安、費用面での疑問などから、治療に踏み出せない方も少なくありません。
本記事では、そうした不安を抱える方に向けて、ED治療薬を処方してもらうための具体的な方法を解説します。
医療機関で直接相談できる対面診療と、自宅で手続きが完結するオンライン診療という二つの選択肢について、それぞれの流れや費用、注意点を紹介します。安心して治療を検討するための参考にしていただける内容です。
ED治療薬を処方してもらう2つの方法
ED治療薬は医師の診断のもとで処方される医療用医薬品のため、薬局やドラッグストアでは購入できません。入手するには、必ず医師の診察を受ける必要があります。
ED治療薬を処方してもらう方法は、大きく分けて以下の2種類です。
- 医療機関で直接処方してもらう「対面診療」
- スマートフォンやPCを使って自宅で受診する「オンライン診療」
対面診療は、医師と直接顔を合わせて相談できる安心感が大きな特徴です。一方でオンライン診療は、通院の手間が省け、プライバシーを確保しやすいという利便性があります。それぞれの方法にメリットがあるため、ご自身の状況や希望に合わせて選ぶことが大切です。
対面診療で処方してもらう流れと費用の目安
対面診療は、病院やクリニックへ直接足を運び、医師に相談しながら治療を進める方法です。直接話せる安心感を重視する方にとっては、心強い選択肢となるでしょう。
具体的には、以下の流れで進めるのが一般的です。
- まずは泌尿器科やED専門クリニックを受診する
- 問診中心の診察を受けて薬を処方してもらう
- 料金は診察料と薬代の合計で決まる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
参考：日本泌尿器科学会
参考：診療ガイドライン – ［第3版］
参考：保険診療と保険外診療の併用療養制度（いわゆる混合診療）
まずは泌尿器科やED専門クリニックを受診する
ED（勃起不全）の悩みを相談する場合、まず検討したいのが泌尿器科です。ED治療を専門的に扱う診療科なので、どこに行けばよいか迷ったら泌尿器科を選ぶのが確実です。
また、近年ではED治療を専門に行うクリニックも増えています。こうした専門クリニックは、EDに関する知見が豊富で、患者のプライバシーにも配慮した環境が整っていることが多いのが特徴です。
そのほか、かかりつけの内科などでも相談可能な場合がありますが、まずは泌尿器科かED専門クリニックを検討するのが一般的です。
問診中心の診察を受けて薬を処方してもらう
ED治療の診察に対して、服を脱いだり、患部を直接見せたりするのではないかと不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、ED治療薬の処方を目的とした診察は、基本的に問診が中心です。
具体的には、症状がいつから始まったか、どのような状況で起こるか、既往歴や現在服用中の薬はあるか、といった内容を医師に伝えることになります。身体的な検査が必要だと医師が判断した場合を除き、通常は下半身を露出したり、直接触診したりすることはありません。
受付で症状を伝えるのがためらわれる場合は、問診票に記入する形で対応する医療機関がほとんどですので、安心して受診できるでしょう。
料金は診察料と薬代の合計で決まる
ED治療は、一部の不妊治療を除いて公的医療保険が適用されない自由診療となります。そのため、治療にかかる費用は全額自己負担です。
対面診療でかかる費用は、主に診察料と薬代を合わせた金額になります。診察料は初診で3,000円～10,000円程度、再診で1,000円～3,000円程度が目安ですが、これも医療機関によって異なります。薬代も、処方される薬剤の種類や量によって変動します。
これらに加えて、医療機関までの交通費も考慮する必要があります。自由診療のため価格設定は医療機関ごとに異なるため、事前に公式サイトなどで確認しておくとよいでしょう。
オンライン診療で処方してもらう流れと費用の目安
もう一つの選択肢が、スマートフォンやPCを使って自宅から診察を受けられるオンライン診療です。通院する時間がない方や、誰にも会わずに相談したいといった方にとっては、特に利便性の高い方法と言えるでしょう。
時間や場所を選ばずに受診できる手軽さに加え、プライバシーを確保しやすいのが大きなメリットです。医師の診察を経て、安全な治療薬を自宅に配送してもらえます。
予約から薬の受け取りまで3ステップで完結
オンライン診療は、非常にシンプルな手順で利用できるのが魅力です。まず、クリニックの公式サイトから希望する日時を選んで診察を予約します。このとき、簡単なウェブ問診票に回答することが多いです。
予約した時間になると、医師から電話またはビデオ通話で連絡が入り、診察が始まります。対面診療と同じように、症状や体調について相談し、医師が処方を判断します。
診察後に決済が完了すると、処方された薬が自宅などの指定した住所に郵送されるという流れです。クリニックによっては最短で当日に発送される場合もあり、医療機関に足を運ぶことなく、すべてのプロセスを自宅で完結させることが可能です。
料金は薬代と配送料のみの場合が多い
オンライン診療は、料金体系も対面診療とは少し異なる傾向が見られます。多くのオンラインクリニックでは、診察料を無料としており、かかる費用は薬代と配送料のみというケースが一般的です。
診察料がかからないため、トータルの費用を抑えやすいのが大きなメリットです。薬代は対面診療と同様に薬剤の種類や量によって決まり、配送料は500円前後に設定されていることが多いようです。こちらも自由診療のため、利用するクリニックの料金体系を事前に確認しておくことが重要です。
ED治療薬の種類と自分に合った選び方
現在、国内で承認されている主なED治療薬は、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類です。それぞれに特徴があり、効果の現れ方や持続時間が異なります。これら以外にもいくつかの種類の治療薬が存在します。
どの薬がご自身に合っているかは、ライフスタイルや何を重視するかによって変わってきます。医師と相談しながら、最適な一剤を選びましょう。ここでは、代表的な3種類の薬の主な特徴を比較します。
| 薬剤名（一般名） | 特徴 | 効果発現時間 | 持続時間 | 食事の影響 |
| バイアグラ （シルデナフィル） | 硬さに定評がある世界初のED治療薬 | 約30分～1時間 | 約4時間 | 受けやすい |
| レビトラ （バルデナフィル） | 即効性が高く、硬さも強い | 約15分～30分 | 約5～8時間 | やや受けにくい |
| シアリス （タダラフィル） | 最長36時間の長い持続時間 | 約1～3時間 | 約30～36時間 | 受けにくい |
効果の硬さで選ぶならバイアグラ
バイアグラ（有効成分：シルデナフィル）は、1999年に国内で承認された世界で最初のED治療薬です。長年の使用実績と知名度の高さから、安心感を重視する方に選ばれることが多い薬剤です。
服用後30分から1時間ほどで効果が現れ、勃起時の硬さがしっかりと得られるのが最大の特徴です。効果は約4時間持続します。
ただし、食事、特に脂肪分の多い食事の後に服用すると成分の吸収が妨げられ、効果が弱まったり、現れるのが遅れたりする可能性があるため、空腹時の服用が推奨されます。
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即効性の高さならレビトラ
レビトラ（有効成分：バルデナフィル）は、バイアグラに次いで国内で承認されたED治療薬です。現在、先発医薬品のレビトラは販売中止となっており、処方されるのはジェネリック医薬品が中心です。
即効性の高さが最大の特徴で、服用後15分から30分ほどで効果が期待できます。硬さもしっかりと得られ、バイアグラよりも食事の影響を受けにくいとされています。急な機会にも対応しやすいため、タイミングを重視する方に適していると言えるでしょう。
持続時間の長さならシアリス
シアリス（有効成分：タダラフィル）は、3剤の中で最も新しいED治療薬です。最大の特徴は、最長で約36時間という効果の持続時間です。
服用後1時間から3時間ほどで効果が現れ、一度服用すれば週末を通して効果が期待できるため、ウィークエンドピルとも呼ばれます。
効果がマイルドで、食事の影響をほとんど受けないため、タイミングを気にせず自然な形で性行為に臨みたい方に適しています。この利便性の高さから、世界市場では最も多く選択されています。
ED治療薬を安全に使うための3つの注意点
ED治療薬は正しく使用すれば安全性の高い薬ですが、安心して治療を進めるためには、必ず守るべき注意点があります。
特に重要なのが、「副作用の理解」「偽造薬のリスク」「併用禁忌薬」の3点です。ここからは、ED治療薬の注意点について、医学的根拠とあわせて解説していきます。
注意点1. 服用前に副作用を理解しておく
ED治療薬は、血管を拡張させて血流を改善することで効果を発揮します。そのため、副作用として一時的に他の部位の血管も広がり、頭痛や顔のほてり、鼻づまりといった症状が現れることがあります。
これらの症状は、薬の効果が続いている間に見られることが多く、ほとんどは薬の効果が切れるとともに自然に治まります。軽度なものであれば過度に心配する必要はありませんが、症状が重い場合や、続く場合は医師に相談しましょう。
参考：医療法人 葵鐘会「バイアグラの効果・副作用一覧（資料PDF）」
注意点2. 個人輸入や通販での購入は絶対に避ける
医師の処方箋なしに、インターネットの個人輸入代行サイトなどでED治療薬を購入することは絶対に避けるべきです。ネット上で販売されているED治療薬は、偽造薬である可能性が非常に高いことが製薬会社の調査で明らかになっています。
国内の製薬会社4社が合同で行った調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品であったと報告されています。
偽造薬には、有効成分が含まれていなかったり、表示と異なる成分や不純物が含まれていたりするケースがあり、深刻な健康被害を引き起こす危険性があります。安全な治療のためには、必ず医療機関で処方してもらいましょう。
参考：個人輸入において注意すべき医薬品等について｜厚生労働省
参考：医薬品等を海外から購入しようとされる方へ ｜厚生労働省
注意点3. 併用してはいけない薬を確認する
ED治療薬には、一緒に服用すると危険な併用禁忌薬があります。特に、狭心症の治療などに使われるニトログリセリンなどの硝酸薬との併用は、血圧が急激に下がり、命に関わる危険性があるため絶対に禁止されています。
ほかにも、抗不整脈薬や一部の抗真菌薬、抗ウイルス薬なども併用には注意が必要です。安全に治療を行うためにも、診察の際には、現在服用している薬や治療中の病気について、必ず正確に医師に伝えることが重要です。
参考：血圧降下剤/血管拡張剤 劇薬、処方箋医薬品注) ニトログリセリン注射液
ED治療の処方はDMMオンラインクリニックがおすすめ
対面診療とオンライン診療、それぞれの特徴を解説してきましたが、これからED治療を始めたいと考える方には、オンライン診療プラットフォームのDMMオンラインクリニックの利用がおすすめです。
利便性、費用、プライバシーへの配慮といった点で、初めての方でも安心して相談しやすい環境が整っています。
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診察料0円、自分に合う薬が見つかる「お試しセット」がある
DMMオンラインクリニックは、診察料が0円です。かかる費用は基本的に薬代と配送料のみなので、経済的な負担を抑えながら治療を始められます。
さらに、初めての方にとって特に魅力的なお試しセットがあります。バイアグラ、レビトラ、シアリスのジェネリック医薬品を少量ずつ試せるセットが用意されているため、実際に服用してみて、ご自身に最も合う薬を見つけてから本格的な治療に移行できます。
どの薬から始めればよいか分からないという不安を解消してくれる、心強いサービスと言えるでしょう。
24時間いつでも受診でき、最短当日に薬が届く
多忙な方にとって、通院時間を確保するのは簡単なことではありません。DMMオンラインクリニックは、24時間いつでもスマートフォンやPCから診察の予約が可能です。日中は仕事で忙しい方でも、ご自身の都合の良い時間に受診できます。
また、診察後に処方された薬は、最短で当日に発送されます。すぐにでも治療を始めたいという思いに、スピーディーに応えてくれる体制が整っているのも大きなメリットです。
誰にも会わずに診察を受け、薬もバレずに受け取れる
EDという悩みの性質上、誰にも知られずに相談したいと考えるのは自然なことです。DMMオンラインクリニックなら、医師との診察もビデオ通話で行うため、誰とも顔を合わせる必要がありません。
また、配送される薬は、中身が分からないようにプライバシーに配慮した梱包で届けられます。家族に知られる心配もなく、安心して薬を受け取ることができます。通院の手間だけでなく、心理的なハードルも取り除いてくれるのが、オンライン診療の大きな利点です。
ED治療薬の処方に関するよくある質問
最後に、ED治療薬の処方に関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式で回答します。
Q. ED治療の診察で恥ずかしい検査はありますか？
A. 基本的に、ED治療薬の処方を目的とした診察は問診が中心です。
医師からの質問に答える形で、症状や健康状態を伝えることが主になります。そのため、服を脱いだり、患部を直接触診したりといった検査は、通常行われません。安心してご相談ください。
Q. ED治療薬の処方に保険は適用されますか？
A. いいえ、原則としてED治療薬の処方は公的医療保険の適用外（自由診療）となります。
ただし、例外として「勃起不全による男性不妊」の治療目的で処方される場合に限り、2022年4月から保険が適用されるようになりました。一般的なED症状の改善を目的とする場合は、全額自己負担となります。
参考：不妊治療で使用される医薬品の保険給付上の取扱いについて(◆令和04年03月25日保医発第325007号)
Q. ED治療薬の処方にジェネリックはありますか？
A. はい、あります。バイアグラ、レビトラ、シアリスの3剤すべてに、ジェネリック医薬品（後発医薬品）が存在します。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同一の有効成分を含んでおり、効果や安全性は同等であると国に認められています。開発コストが抑えられているため、先発医薬品よりも安価に処方してもらえるのが大きなメリットです。費用を抑えたい場合は、ジェネリック医薬品を選択するのもよいでしょう。
EDの悩みはDMMオンラインクリニックに相談することから始めよう
この記事では、ED治療薬を処方してもらう方法として、対面診療とオンライン診療の流れや費用、注意点を紹介しました。
EDの悩みはデリケートな問題で、一人で抱え込んでしまう方も少なくありませんが、現在では有効な治療薬があり、改善を実感している方も多くいます。大切なのは、悩みを放置せずに専門の医師へ相談してみることです。
通院の時間が取りにくい方や、対面診察に抵抗がある方には、DMMオンラインクリニックをおすすめします。診察料は無料で、自宅から誰にも会わずに相談でき、最短で当日中に薬を受け取ることも可能です。
まずは公式サイトで詳細を確認し、自分に合った治療の始め方を探してみてください。
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