顔や背中にできたニキビが赤く腫れ、痛みやかゆみを伴う「炎症ニキビ」に悩まされている方は少なくありません。
悪化すると跡が残ってしまうこともあり、できるだけ早く治したいと考えるのはごく自然なことです。
とはいえ、どんな薬を使えばいいのか、食べ物や生活習慣の見直しが有効なのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ニキビの炎症を抑える具体的な方法や薬の選び方、食事のポイント、一晩で落ち着かせたいときの応急処置まで、わかりやすく解説します。
- ニキビの炎症を抑える方法
- ニキビの炎症(赤ニキビ)を一晩で治す裏技
- ニキビの炎症が悪化する間違ったケアに注意
- ニキビ炎症を抑えるためのメカニズム
- ニキビ予防やニキビ跡ケアにおすすめのクリニック
DMMオンラインクリニックなら、スマホで医師の診察が受けられ、薬は最短当日発送ですぐに治療を受けられるのが特徴です。
忙しくて皮膚科に通えない方も、自宅で安心して治療を始められます。
本記事の参考文献
日本皮膚科学会 | 皮膚科Q&A |
日本皮膚科学会 | 日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版 |
株式会社ケアネット | PubMed CLOUD |
大正製薬 | 薄毛と薄毛対策 |
この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。
ニキビの炎症を抑える方法5選!すぐできるケアで治りを早く

炎症を起こしたニキビは、できるだけ早く対処しないと悪化して痛みや跡の原因になることもあります。
しかし、日常生活の中でできることを少し見直すだけでも、ニキビの治りを早めることは可能です。
ここでは、皮膚科での治療に限らず、自宅で手軽にできるニキビの炎症対策を5つ紹介します。
ニキビの炎症を抑える方法
ニキビができた部分を冷やして落ち着かせる
炎症を起こして赤く腫れたニキビには、冷やすことで炎症を一時的に和らげる効果が期待できます。
冷やすことで血管が収縮し、患部の血流を抑えることで腫れや赤み、痛みが落ち着くケースがあります。
ただし、冷やしすぎは肌への負担となるため、やりすぎには注意が必要です。
皮膚科で塗り薬や飲み薬をもらう
ニキビがひどくなってしまった場合は、皮膚科で専門的な治療を受けることが最も効果的です。
炎症が強い赤ニキビや、膿がたまった化膿ニキビには、市販薬よりも医師の処方薬の方が即効性が高く、症状が早く改善されます。
塗り薬には、抗炎症成分や殺菌作用のあるものが処方され、場合によっては内服薬(抗生物質)も併用されます。
市販薬でなかなか治らない、繰り返しできる、顔以外の部位にもできるといった場合は、皮膚科を受診して早めの治療を検討しましょう。
スキンケアを見直して肌を清潔に保つ
ニキビの炎症を抑えるには、日々のスキンケアで肌を清潔に保つことが基本です。
洗顔は朝晩の1日2回を目安に、ぬるま湯で丁寧に行いましょう。
ニキビの炎症を抑える正しい洗顔方法
- ぬるま湯で顔を濡らす
- 洗顔料をよく泡立てる
- 皮脂の多いTゾーンから優しく洗う
- ぬるま湯で優しくすすぐ
- 清潔なタオルで押さえるように水気をとる
また、洗顔後は保湿も大切。スキンケアの基本を見直すだけでも、肌環境が整い、炎症を起こしにくい肌に近づけます。
栄養バランスのよい食事を心がける
ニキビの原因は皮膚だけでなく、内側の栄養状態にも大きく関係しています。
脂っこい食事や糖質の多い加工食品ばかりを食べていると、皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まりやすくなります。
ビタミンB2・B6、ビタミンC、亜鉛、食物繊維など、皮脂の調整や炎症の抑制に役立つ栄養素を意識して取りましょう。
ニキビ改善に効果的な食べ物
- タンパク質を含む赤身肉や納豆
- 必須脂肪酸を含むマグロやナッツ類
- 食物繊維を含むキノコやゴボウ
- ビタミンB群を含む豚肉やサバ など
食事の改善は即効性こそないものの、肌質を根本から改善する長期的な効果が期待できます。
睡眠不足や運動不足などの生活習慣を見直す
肌のターンオーバー(新陳代謝)は、睡眠中に最も活発に行われるため、睡眠不足が続くと肌の再生機能が低下し、ニキビができやすくなります。
また、運動不足によって血流が悪くなると、老廃物が排出されにくくなり、これも肌トラブルの原因です。
1日8時間程度の睡眠を目安にし、軽い運動やストレッチなどで血流を促すことが、ニキビの予防・改善につながります。
ニキビの炎症(赤ニキビ)を一晩で治す裏技はある?
赤く腫れて目立つニキビを「一晩でどうにかしたい」と思うことは少なくありません。
完全に治すのは難しいですが、炎症を鎮めて目立たなくする応急処置は可能です。
まず、患部を清潔にしたうえで、冷やしたタオルや保冷剤をタオルで包んで5〜10分程度当ててみましょう。
腫れや赤みを一時的に和らげることができます。
その後、抗炎症成分を含む市販薬(例:イソプロピルメチルフェノール、グリチルリチン酸ジカリウムなど)を薄く塗布します。
ニキビの炎症が悪化する間違ったケアに注意
自己流の間違った対処法はかえって炎症を悪化させ、ニキビ跡が残る原因になることもあります。
ここでは、炎症ニキビに対して避けるべき代表的なNG行動と、その理由について解説します。
ニキビの炎症が悪化する間違ったケア
手で触ったり潰したりしない
炎症を起こしたニキビは気になってしまい、つい無意識に触ったり、潰したりしてしまいがちです。
しかし、指先には多くの雑菌がついており、触れることで二次感染を起こすリスクが高まります。
また、潰すことで皮膚が強く傷つき、色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残る可能性もあります。
特に爪で押しつぶす行為は、肌に大きなダメージを与え、自己治癒力による修復を妨げてしまうため注意が必要です。
過度な洗顔やスキンケアをしすぎない
ニキビを治したい一心で、1日に何度も洗顔を繰り返したり、強力なスキンケア用品を使ったりする方もいますが、これは逆効果になることがあります。
過度な洗顔は皮膚のバリア機能を低下させ、必要な皮脂まで取り除いてしまうため、かえって皮脂分泌を促進してしまうのです。
洗顔は朝晩の1日2回を目安に、低刺激で保湿力のあるスキンケアを心がけることが、肌への負担を減らすポイントです。
ニキビをメイクで無理に隠さない
赤く目立つニキビを隠したいという気持ちは自然ですが、厚塗りのファンデーションやコンシーラーで無理に覆うことは、炎症を悪化させる原因になります。
毛穴を塞ぐことで皮脂や汚れがこもりやすくなり、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうためです。
どうしてもメイクが必要な場合は、ノンコメドジェニック(毛穴をふさぎにくい)と表示された低刺激の製品を選び、メイク後は丁寧にクレンジングを行うことが大切です。
ニキビ炎症を抑えるためのメカニズムを理解しよう
ニキビの炎症を正しく抑えるには、そもそもニキビがどうしてでき、なぜ悪化するのかという「メカニズム」を知ることが重要です。
ここでは、ニキビが発生・炎症するまでの流れを段階的に解説します。
ニキビ炎症を抑えるためのメカニズム
ニキビができやすい肌の状態になる
ニキビができるきっかけは、肌のバリア機能が低下している状態から始まります。
ストレスやホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、偏った食生活などが引き金となり、皮脂の分泌が過剰になったり、ターンオーバーが乱れたりします。
その結果、古い角質が肌に残りやすくなり、毛穴の出口がふさがりやすくなるのです。
また、乾燥しているのに皮脂が多い「インナードライ肌」も、実はニキビができやすい状態の一つです。
皮脂や汚れで毛穴がが詰まる
肌の状態が乱れると、過剰に分泌された皮脂や、はがれ落ちずに残った古い角質が毛穴に溜まりやすくなります。
これに加えて、ホコリやメイクの残りなどの外的要因も混ざることで、毛穴が物理的にふさがれ、皮脂が外に排出されにくくなるのです。
この状態が「毛穴詰まり」となり、初期のニキビである「白ニキビ」や「黒ニキビ」が形成されます。
毛穴詰まりが続くと、皮脂が内部にたまり、次第に炎症の原因へとつながっていきます。
アクネ菌が過剰に増殖して炎症を起こす
毛穴の中に皮脂がたまった状態が続くと、そこは酸素が少なく湿度が高い、いわばアクネ菌にとって理想的な環境になります。
アクネ菌は誰の肌にも存在する常在菌ですが、毛穴が詰まり皮脂が栄養源として豊富になると、異常に繁殖し始めます。
アクネ菌の増殖によって免疫反応が起こり、赤みや腫れを伴う炎症性ニキビ(赤ニキビ)へと進行してしまうのです。
つまり、アクネ菌そのものが悪いわけではなく、繁殖しすぎることが問題なのです。
炎症が悪化して化膿して赤ニキビや黒ニキビになる
アクネ菌の過剰増殖により起こった炎症がさらに悪化すると、膿がたまった「化膿性ニキビ」へと進行します。
これは赤ニキビの末期状態で、触れると痛みがあり、場合によっては皮膚の深部までダメージを及ぼしてしまうのです。
化膿性ニキビは自然治癒が難しく、跡が残りやすいため、早期に皮膚科で治療を受けることが推奨されます。
この段階では自己処理を避け、炎症を抑える医薬品や医師の処方薬が必要です。
ニキビ予防やニキビ跡ケアにはDMMオンラインクリニックがおすすめ

ニキビの再発や跡に悩んでいる方にとって、継続的なケアと専門的な診察は欠かせません。
とはいえ、忙しくて皮膚科に通えない、薬の処方が面倒という人も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、スマホ一つで手軽に診察と処方が完結する「DMMオンラインクリニック」です。
DMMオンラインクリニックの特徴
自宅からすぐに受診できるので忙しい方でもOK
DMMオンラインクリニックは、スマートフォンやパソコンから予約・診察・薬の処方まですべてが完結するオンライン診療サービスです。
平日・休日問わず対応しており、通勤中や仕事の合間、自宅でくつろぎながらでも受診が可能です。
通院の手間がかからないため、忙しくて皮膚科に行けない社会人や子育て中の方でも気軽にニキビ治療を受けられます。
オンライン診療には医師が対応しており、ニキビの状態に合わせた適切な薬を処方してくれます。
「治療を始めたいけれど、時間がない」と悩んでいた方でも、無理なく本格的なケアをスタートできるのが魅力です。
診察料無料!1ヶ月あたり2,805円から手軽に始められる
DMMオンラインクリニックの魅力は、初回診察料が無料であることです。
さらに、処方される薬の料金は月額770円(税込)〜※と、非常にリーズナブルに設定されています。
料金 | 処方薬 | おすすめな方 | |
---|---|---|---|
治療・予防セット | 2,805円〜 | ・ビタミンB群 ・アダパレンゲル | ・繰り返す頑固なニキビを改善したい方 ・ニキビができにくい肌を目指したい方 |
跡改善セット | 3,630円〜 | ・ビタミンB群 ・シナール(ビタミンC) | ・ニキビ跡を薄くしたい方 ・肌の赤みや色素沈着を改善したい方 |
トータル治療セット | 5,005円〜 | ・ビタミンB群 ・シナール(ビタミンC) ・アダパレンゲル | ・ニキビ治療と跡改善を一緒にしたい方 ・体内と肌表面からの両面ケアをしたい方 |
皮膚科に通う際の交通費や待ち時間を考えると、コスト面でも非常に優れた選択肢といえるでしょう。
処方される薬には、炎症を抑える外用薬や内服薬が含まれ、ニキビ予防や跡ケアに特化したプランが整っています。
「まずは試してみたい」という方でも始めやすく、無理なく続けられる料金体系が魅力です。
参照元
即時受診!薬は最短当日に到着してすぐにニキビ予防ができる
「すぐにでもニキビをケアしたい」という方には、DMMオンラインクリニックの即日対応システムが最適です。
診察は最短即時で受けられ、薬は最短で当日中に発送・到着(当日発送は東京大阪のみ)するため、治療までのタイムロスがありません。
急に悪化したニキビや、イベント前にどうしても炎症を抑えたいという時でも安心です。
また、薬は医師が症状を確認したうえで処方するため、安全性も確保されています。
スピーディーかつ安心して始められるのが、DMMオンラインクリニックの大きな強みです。
配送料金や薬料金の支払いにはDMMポイントも利用可能
DMMオンラインクリニックでは、診察後の支払いにDMMポイントが利用できるのも便利なポイントです。
配送料や薬代の一部または全額をポイントで支払えるため、DMMサービスを利用している方にとっては経済的にもお得です。
「余っていたポイントを使ってニキビ治療ができた」という声も多く、無理なく始めたい方には嬉しい仕組みです。
ニキビの炎症を抑える対策についてよくある質問
ニキビが炎症を起こしたとき、「いつ治るの?」「どんな薬を使えばいい?」など、対処に関する疑問を抱く方は多いものです。
間違った対処をしてしまうと悪化や跡の原因にもなりかねません。
ここでは、ニキビの炎症対策に関するよくある質問とその正しい対処法について解説します。
ニキビの炎症を抑える対策についてよくある質問
- ニキビの炎症はいつ治るの?
- ニキビの炎症を抑える最強の市販薬は?
- 膿が出てきたときはどうすればよい?
- ニキビができたときのスキンケアのコツは?
ニキビの炎症はいつ治るの?
炎症を起こしたニキビが治るまでの期間は、軽度なら3〜5日、重度であれば1〜2週間ほどが一般的です。
ただし、触ったり潰したりすることで悪化した場合は、治るまでに1ヶ月以上かかることもあります。
炎症の初期段階で正しく対処すれば、比較的早く回復が見込めます。
ニキビの炎症を抑える最強の市販薬は?
市販薬の中で炎症ニキビに効果的とされるのは、抗炎症成分や殺菌成分を含む外用薬です。
「ペアアクネクリームW」「クレアラシル」「テラ・コートリル軟膏」などが広く使用されています。
使用しても効果が見られない場合は、早めに医師の診察を受けることが大切です。
膿が出てきたときはどうすればよい?
ニキビが悪化して膿がたまると、痛みや不快感を伴い、見た目も気になるものですが、自己判断で潰すのは絶対にNGです。
無理に膿を出そうとすると、皮膚が傷つき、ニキビ跡や色素沈着の原因になります。
また、膿ニキビは化膿性の状態になっているため、抗生物質などの内服薬が必要になることもあります。
重度の場合は、皮膚科で適切に処置してもらうのが安全で確実です。
ニキビができたときのスキンケアのコツは?
ニキビができたときは、肌をいたわることを最優先に考えたスキンケアが必要です。
まずは洗顔を1日2回、刺激の少ない洗顔料でやさしく洗いましょう。
洗顔後は、保湿力の高いノンコメドジェニックの化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。
ニキビ炎症を抑えるにはDMMオンラインクリニックで予防しよう

ニキビの炎症を抑えるには、日頃のスキンケアや生活習慣、食事の見直しが大切です。
しかし、自宅での対策だけでは改善が難しいこともあります。
そんなときは、医師の診察がオンラインで受けられる「DMMオンラインクリニック」がおすすめです。
スマホ1つで診察から薬の処方・配送まで完結し、薬は最短当日に到着します。
継続しやすい料金設定やDMMポイントの利用など、無理なくニキビ治療を続けられる体制が整っています。
ニキビの再発や跡に悩む前に、早めの予防と治療を始めましょう。
【本記事の参考文献】
日本皮膚科学会 | 皮膚科Q&A |
日本皮膚科学会 | 日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版 |
株式会社ケアネット | PubMed CLOUD |
大正製薬 | 薄毛と薄毛対策 |