春先や秋口になると、花粉症による鼻水やくしゃみだけでなく「肌荒れ」に悩む人が増えています。
「いつものスキンケアでは治らない」「肌がヒリヒリする」「赤みやかゆみがひどい」など、花粉による肌トラブルは想像以上に深刻です。
この記事では、花粉症が引き起こす肌荒れの原因を解説し、肌を守るためのスキンケアや生活習慣、治療法まで詳しく紹介します。花粉の季節も健やかな肌を保つためのヒントをお伝えします。
この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。
花粉症で肌荒れするのはなぜ?原因を解説
花粉症は鼻や目だけの症状と思われがちですが、実は肌にも大きな影響を与えます。では、なぜ花粉の時期に肌荒れが起こるのでしょうか。大きく2つの原因を解説します。
花粉が肌に与える刺激とは
花粉症による肌荒れは、花粉そのものが肌に付着し刺激を与えることが一因です。春に飛散するスギやヒノキの花粉、秋のブタクサやヨモギなどの花粉は、非常に小さな粒子で、顔や首、手などの露出部分に付着しやすい特徴があります。
花粉が皮膚に付着すると、肌表面を刺激し、赤みやかゆみ、ヒリヒリ感、乾燥などの症状を引き起こします。特に、もともと敏感肌や乾燥肌の人は、花粉の影響を受けやすく、軽い接触だけでも大きな負担になります。
免疫反応によるバリア機能の低下
もう一つの大きな原因が、免疫反応による肌バリア機能の低下です。
花粉が体内に侵入すると、アレルギー反応が起こり、ヒスタミンなどの物質が放出されます。この反応により、皮膚のバリア機能が弱まり、外部刺激を受けやすくなるのです。
バリア機能が低下すると、水分保持力が落ち、乾燥や炎症が進行しやすくなります。
その結果、普段は問題のない化粧品や紫外線、摩擦などにも過敏に反応してしまい、肌荒れが悪化するケースが多いのです。
肌荒れを防ぐためのスキンケアと生活習慣

花粉シーズンの肌荒れを防ぐためには、正しいスキンケアと日常生活の見直しが重要です。ここでは、具体的な対策を紹介します。
低刺激の保湿ケアと洗顔方法
花粉による肌荒れ対策の基本は、肌を刺激から守り、しっかり保湿することです。
まず、洗顔はゴシゴシ擦らず、ぬるま湯と低刺激の洗顔料を使ってやさしく洗いましょう。洗顔後はすぐに、敏感肌用の保湿剤(セラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめ)で肌をしっかり守ります。
また、アルコールや香料、着色料が含まれる化粧品は、肌に刺激を与える可能性があるため避けた方が安心です。肌が敏感になっている時期は、シンプルで低刺激なスキンケアを心がけましょう。
花粉の付着を防ぐ日常生活のポイント
スキンケアとあわせて、花粉を肌につけない工夫も大切です。 具体的には次のような対策がおすすめです。
- 外出時はマスクやメガネ、帽子を着用し、肌の露出を減らす
- 花粉が付きにくいツルツル素材の服を選ぶ
- 帰宅後はすぐに洗顔・洗髪・着替えを行い、花粉を家に持ち込まない
- 空気清浄機を使用して室内の花粉量を減らす
- 室内干しを徹底し、洗濯物への花粉付着を防ぐ
これらの日常的な工夫を取り入れることで、肌への花粉付着を最小限に抑えることができます。
肌荒れが治らないときは?受診の目安と治療法
対策をしても改善しない、症状がひどくなる場合は、自己判断せず早めに皮膚科を受診することが大切です。ここでは、受診の目安や治療法について解説します。
皮膚科で処方される外用薬・内服薬
皮膚科では、症状に応じてステロイド外用薬や抗アレルギー薬の内服が処方されることがあります。ステロイド外用薬は、炎症やかゆみを素早く抑える効果があり、短期間で症状を改善したいときに有効です。
また、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服は、アレルギー反応を抑え、肌荒れだけでなく鼻水やくしゃみなどの花粉症症状も同時に改善する効果が期待できます。
症状が長引く場合や、日常生活に支障をきたすほどつらい場合は、早めに専門医に相談しましょう。
体質改善で花粉シーズンも乗り切る方法
肌荒れを繰り返さないためには、体質改善も重要です。
皮膚科やアレルギー科では、舌下免疫療法など、アレルギー体質そのものを改善する治療を提案されることもあります。これは、花粉症の根本治療として注目されており、数年かけて体質改善を目指す方法です。
また、日常的にバランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけることも、免疫力を整え、肌や体全体の調子を整える助けになります。サプリメントや漢方薬など、体質に合った補助的な対策を取り入れるのも良いでしょう。
オンライン診療|DMMオンラインクリニックとは

DMMオンラインクリニックは、インターネットを使って自宅から医師の診察を受けられる便利なサービスです。
花粉症の方にとって外出によって花粉に触れることもなく、受診から薬の受け取りまでできるのは、嬉しいですね。
パソコンやスマホがあれば、全国どこからでも利用でき、診療から薬の配送まで、すべてオンラインで完結します。花粉症による肌荒れ症状に悩まされている方でも、気軽に専門医に相談し、最適な薬を処方してもらえます。
1日あたり58円〜受けられる
「オンライン診療って高そう…」って思っていませんか? 実は、DMMオンラインクリニックの花粉症治療は、1日たったの58円〜始められます。
しかも、通院の交通費や時間もかからないので、スキマ時間でお手頃に治療を受けられます。
「これなら気軽に試してみようかな?」って思えますよね。
診察料0円!
「オンライン診療って診察料が高そう…」そんな不安を持つ方も多いでしょう。しかし、DMMオンラインクリニックでは、診察料が0円。かかるのは薬代と配送料のみです。
初めてオンライン診療を利用する方でも、金銭的な負担を心配せずに利用できるのは大きなメリットです。
専門医に24時間相談可能
「薬の選び方がわからない」「今の症状に合う薬が知りたい」そんな悩みにも、DMMオンラインクリニックはしっかり応えてくれます。24時間いつでも専門医に相談可能だから、忙しい平日や深夜でも自分のタイミングで診療を受けられます。
予約もオンラインで完結し、診療時間に縛られずに利用できるので、仕事や育児で忙しい方にも最適です。
医師が丁寧に症状をヒアリングし、あなたに最適な薬を提案してくれるため、自己判断で市販薬を選ぶよりも安心感があります。
最短当日にお届け
処方された薬は、最短で当日に自宅へ配送されます。「すぐに薬が必要」「外出せずに受け取りたい」というニーズにもしっかり対応。
全国対応の配送サービスを利用しているため、離れた地域に住んでいる方でも安心です。外出しにくい体調のときや、忙しくて薬局に行く時間がないときも、DMMオンラインクリニックなら手軽に薬を受け取ることができます。
花粉症の薬の処方はDMMオンライン診療で

DMMオンラインクリニックでは、症状に合わせて最適な花粉症薬を処方してもらえます。取り扱い薬は、幅広く医師が症状や希望に応じて提案してくれるため、効き目が弱い・眠くなるといった薬選びの悩みにも対応可能です。
また、オンライン診療なので、初診から薬の配送まで自宅で完結。通院の手間や待ち時間がなく、忙しい現代人にぴったりのサービスです。特に、毎年花粉症に悩まされている方や、今年初めて症状が出た方にもおすすめです。
さらに、診察料0円、24時間対応、最短当日配送と、利便性の高いサービスが揃っています。これまで「オンライン診療はハードルが高そう」と感じていた方も、この機会にぜひ一度試してみてください。
【参考文献】
・肌荒れは肌の花粉症?手軽に出来る予防と対策!|大正製薬
https://brand.taisho.co.jp/allerlab/kafun/022/
・花粉による肌荒れはなぜ起こる?対策方法からメイクのポイントまで解説|肌育研究所ユースキン
https://www.yuskin.co.jp/hadaiku/detail.html?pdid=43
・舌下免疫療法とは|アレルゲン免疫療法ナビ