MENU

【医師監修】顔のシミの種類は6種類|シミの原因や見分け方を解説

【医師監修】顔のシミは6種類

「顔にシミができてしまった!」

「頬にもやっとしたくすみができたけど、これってシミ?」

シミに悩む方のなかには、マスクやメイクで隠しきれず、気分が上がらない日が続いている方もいるのではないでしょうか。

しかし、顔にできたシミは種類を把握し、適したケアや施術を受けることで目立たなくすることが可能です。

今回は、顔のシミの種類や、シミができる原因、シミの見分け方などを解説します。

顔にできたシミに効くスキンケア方法も合わせて解説するので、自宅でケアするときの参考にしてくださいね。

この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)

1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。

目次

顔のシミの種類は大きく分けて6種類

シミとは、紫外線や摩擦によりダメージを受けた肌が、回復するときに生成するメラニンと呼ばれる茶色い粒子が集まることによって起こる肌の色むらのことをいいます。

一概に「シミ」といっても種類はさまざまで、シミだと思っていたものがシミではなく皮膚疾患であったというケースも少なくありません。

シミの種類は大きく分けて6種類あり、それぞれに特徴や原因が異なります。

種類特徴原因
老人性色素班(日光性黒子)・茶色から黒色 ・円形で境界線がはっきりしている・紫外線 ・加齢
肝斑・左右対称に現れる ・境界線がはっきりしている・紫外線 ・女性ホルモンの乱れ ・摩擦
そばかす(雀卵班)・小さな斑点状のシミ ・夏は濃く、冬は薄い・遺伝的な要因 ・紫外線
炎症後色素沈着・薄い茶色から濃い茶色 ・輪郭がぼやけている・皮膚の炎症 ・ターンオーバーの乱れ
脂漏性角化症(老人性イボ)・イボのような形状 ・硬くボコボコしている・加齢 ・老人性色素班の放置
ADM(後天性真皮米メラノサイトーシス)・褐色、灰色、青色と変化 ・肌の深い層にできる明確な原因は特定されていない

シミは種類に応じてケアや治療が異なるため、まずは顔にできたシミの種類を把握することが大切です。

オンライン診療であれば、クリニックを受診しなくとも自宅で気軽に医師へ相談できますよ。

ここでは、それぞれのシミの特徴や原因を詳しく解説します。

老人性色素班(日光性黒子)

老人性色素班は、シミの種類のなかでもっとも多いタイプで、紫外線によるダメージで発症します。

茶色から黒色で丸い形をしていることが多く、境界線がはっきりしていることが特徴です。

紫外線によるダメージの蓄積や、肌のターンオーバー周期が乱れはじめる30~40代になると現われはじめるといわれています。

ただし、紫外線を浴びる量やケアの方法によっては、20代から現れることもあり、年齢を重ねるにつれ数が増えたり濃くなったりすることがあるでしょう。

老人性色素班のおもな原因は紫外線のため、予防には念入りな紫外線対策が欠かせません。

また、メラニン色素を排出するために、肌のターンオーバーを促進させる美容アイテムを取り入れるほか、なによりも規則正しい生活を送るよう意識しましょう → 。

肝斑

肝斑は、頬骨の高い位置に左右対称に現れることが特徴の、境目がはっきりしたシミです。

肝斑の原因は女性ホルモンが大きく影響し、女性ホルモンの変化やバランスが崩れはじめる30~40代の女性に発症しやすいといわれています。

妊娠・出産やピルの服用でホルモンバランスが変化したり、婦人科系の疾患にかかったりすることで、肝斑が現れることもあるでしょう。

肝斑は女性ホルモンが関係していることから、閉経後しばらく経つと薄くなる傾向にあり、60代以降で現れるケースはほとんどありません。

ホルモンバランスの乱れを整え、紫外線や摩擦のような刺激を避けることが、肝斑の予防に繋がります。

そばかす(雀卵班)

そばかすは、幼少期に発症するシミのひとつで、思春期になると2~3ミリ大の濃い褐色のシミに変化します。

鼻や目の下から頬骨あたりに発症することが多く、紫外線量が多くなる春から夏ごろにかけて色が濃くなることが特徴です。

そばかすの原因は遺伝的な要因が関係しているため、治療を受けたあとも紫外線のダメージにより再発しやすいといわれています。

そのため、そばかすは消すことを目的とした治療ではなく、悪化させないための予防をメインにケアするとよいでしょう。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、ニキビ、傷、虫刺され、かぶれ、火傷など、肌に炎症が起きたあとに起こる色素沈着です。

炎症によるダメージを回復する過程で過剰に生成されたメラニン色素が、ターンオーバーの働きで正常に排出されず沈着することで、シミのように肌に残ります。

炎症後色素沈着は時間の経過とともに薄くなることが多いですが、紫外線や摩擦などによる刺激により、濃くなったり消えるまでに時間がかかったりすることがあります。

炎症後色素沈着を予防するためには、炎症を早く鎮めるよう治療を受けるほか、紫外線や摩擦による刺激を避けるよう心がけましょう。

脂漏性角化症(老人性イボ)

脂漏性角化症は、30代以降に見られるシミのひとつで、老人性色素班が悪化することにより発症します。

イボのように膨らんだり、触るとザラザラした感触があったりするほか、顔のほか手や足など皮膚のどこにでも現れることが特徴です。

脂漏性角化症のおもな原因は、長年の摩擦による刺激や、紫外線によるダメージ、老人性色素班の放置など、蓄積された肌ダメージがイボやザラつきとなって現れるといわれています。

脂漏性角化症はセルフケアでの改善は難しいため、クリニックでレーザー治療や冷凍療法による治療を受ける必要があります。

また、かゆみの伴う脂漏性角化症は悪性腫瘍である可能性が否定できません。医師と相談しながら組織の一部、もしくは全部切除して病理検査を受けるようにしましょう。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、頬骨部分に数ミリ大のシミがいくつかまとまった状態で左右対称にできるシミです。

厳密にはシミではなくあざの一種で、肌の浅い層では褐色、深い層になるにつれ灰色から青色に変化して見えることが特徴です。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は明確な原因は特定されていませんが、遺伝的な要因やホルモンバランスの乱れが影響していると考えられています。

肌の深い層にシミの原因となるメラノサイトが増殖しているため、セルフケアや外用薬による改善は期待できません。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)を改善するには、皮膚科や美容皮膚科などで医師による適切な施術を受けることが望ましいでしょう。

顔にできたシミに効くスキンケア方法

顔にできたシミは、日ごろのスキンケアで薄くしたり、目立たなくすることができます。

シミが発症したり濃くなったりする前に、できるだけ早い段階で対処しましょう。

ここでは、顔にできたシミに効くスキンケア方法をご紹介します。

肌のバリア機能を高める保湿を念入りに

肌のバリア機能とは、あらゆる外部刺激から肌を守る皮膚の働きのひとつで、バリア機能が正常に働くためには、肌の水分と油分のバランスを保つことが重要です。

肌の水分量が少なく乾燥していると、紫外線のダメージを受けやすく、シミの原因となるメラニンの過剰生成を招いてしまいます。

化粧水や乳液のほか、肌のコンディションに合わせて水分クリームや保湿クリームなどを併用し、肌が乾燥しないようしっかりと保湿しましょう。

美白有効成分が配合されているアイテムを選ぶ

自宅でシミのケアを行うなら、美白効果や肌のターンオーバー促進が期待できる成分が配合されたアイテムも積極的に取り入れてみましょう。

シミ対策として取り入れたい成分は、以下のようなものがあります。

  • アルブチン
  • ビタミンC誘導体
  • トレチノイン
  • コウジ酸

ビタミンC誘導体をはじめ、アルブチン(ハイドロキノン誘導体)、トレチノイン(ビタミンA誘導体)は、シミの原因となるメラニンの生成を抑制する働きがあります。

天然由来成分のコウジ酸は、抗糖化作用によるくすみにアプローチし、透明感のある肌を目指すのに役立つでしょう。

冬でも紫外線対策を欠かさない

シミの原因となる紫外線は、曇りの日や日差しが弱くなる冬場にも降り注いでいます。

紫外線を浴びると肌がダメージを受け、修復する過程でメラノサイトが活性化し、シミになるメラニン色素が生成されます。

冬場や日差しの弱い日でも紫外線対策を怠らず、日焼け止めや日傘などを使用して、紫外線ダメージから肌を守りましょう。

突然できたシミや形が変化するシミには要注意!

一般的なシミは紫外線を浴びやすい顔や腕などにできやすく、長年のダメージの蓄積により徐々に濃くなったり数が増えたりします。

しかし、手のひらや足の裏、背中など、日焼けしにくい部位にできたり、突然できたり、かゆみが伴ったりするシミは、皮膚の病気が潜んでいるかもしれません。

注意したいシミは、次の2つです。

  • 基底細胞がん
  • 悪性黒色腫(メラノーマ)

手足の爪や足の裏にできたり、数年かけて巨大化したりするシミは悪性腫瘍の可能性があるため、医療機関で適切な診断を受けましょう。

顔のシミを早く改善するならクリニックに相談

顔のシミは一度できてしまうと、自宅でのケアでは目立たなくするのに時間がかかってしまいます。

そのため、早くシミを薄くしたい方や、限りなく目立たなくさせたい方は、美容医療を扱っているクリニックの受診がおすすめです。

クリニックであればシミに応じてレーザー治療を受けたり、内服薬・外用薬などでケアしたりと、シミに応じた施術を受けられます。

カウンセリングのみは無料のクリニックや、オンライン診療で気軽に相談できるクリニックなどもあるため、自分に合った方法で相談してみましょう。

顔にできるシミはシナールやユベラで予防できる

顔にできるシミは、シナール(ビタミンC)やユベラ(ビタミンE)などを内服することで、シミを薄くしたり、濃くなるのを妨げたりする効果が期待できます。

肌のバリア機能が正常に働いている健やかな肌を目指すには、内側からのアプローチも欠かせません。

美容アイテムによる外側からのアプローチも大切ですが、肌の土台作りを意識して食生活を見直したり、内服薬を取り入れたりすることも大切です。

DMMオンラインクリニック」では、シミの種類や悩みに応じて内服薬・外用薬の処方を受けられます。

美容内服プランやシミ改善プランなど複数の内服薬がセットになったプランのほか、単剤処方も行っているため、自分に適した内服薬を注文できますよ。

顔のシミの種類はクリニックで正確な診断を受けよう!

シミにはさまざまな種類があり、シミを改善するにはそれぞれのシミに適したケアや施術を受けることが大切です。

シミの種類は自分で判断できないこともあるため、気になるときは皮膚科や美容クリニックへ相談してみましょう。

医師に相談することでシミの種類が分かったり、セルフケアのアドバイスを受けられたりと、これまでのシミの悩みが解決する近道となるでしょう。

クリニックへの受診に不安を感じる方は、オンライン診療で気軽な相談からはじめてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

国立がん研修センター がん情報サービス https://ganjoho.jp/public/index.html

北里大学北里研究所病院 しみ・しわ https://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/visitor/office_visit/spot.html

慶應義塾大学 医療・健康情報サイト しみとあざ

あわせて読みたい
KOMPAS - 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト KOMPASは慶應義塾大学病院の医師、スタッフが作成したオリジナルの医療・健康情報です。患者さんとそのご家族の皆さんへ、病気、検査、栄養、くすりなど、広く医療と健康に...
参考になりましたらSNSシェアお願いいたします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次