【医師監修】メトホルミンダイエットは何キロ痩せる?平均2〜3kg減の臨床データと痩せない理由を解説

メトホルミンは、もともと2型糖尿病の治療薬として広く使われていますが、近年、その体重減少効果が注目され、ダイエット目的で利用される方が増えています。しかし、「飲むだけで痩せる」という手軽なイメージだけで捉えるのは少し早いかもしれません。

メトホルミンの本当の力は、あくまで糖の吸収や生成を穏やかにすることにあり、適切な食事管理や運動といった生活習慣の見直しと組み合わせることで、初めて最大限に発揮されるのです。

この記事では、メトホルミンで実際にどのくらいの減量が期待できるのか、その科学的な仕組みから、賢い始め方、そして知っておくべき副作用まで、最新の研究データも交えながら丁寧に解説していきます。

何よりも大切なのは、メトホルミンは医薬品であり、服用を始める前には必ず医師の診察を受ける必要があるということです。ご自身の判断での使用は、吐き気や下痢といった胃腸の不調や、長期的にはビタミンB12の吸収障害など、思わぬ健康トラブルを招く危険性があるため、絶対に避けましょう。

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メトホルミンダイエットで実際に何キロ痩せるのか

メトホルミンを使ったダイエットで、一体どのくらいの変化が期待できるのでしょうか。スタンフォード大学医学部の情報によれば、メトホルミンを服用した糖尿病患者さんは、服用を始めてから1年で、ご自身の体重のおよそ2〜3%を減量するケースが多いと報告されています。

具体的には、体重60kgの方なら約1.2kg〜1.8kgに相当します。この数字からも、劇的に体重が落ちるのではなく、あくまで穏やかに体をサポートしてくれる効果だと理解しておくことが大切です。

ここでは、具体的な研究データを紐解きながら、メトホルミンダイエットがもたらす現実的な減量効果について解説します。

  • 海外の研究で示された平均的な減量効果
  • 思ったより痩せないと感じることがある理由

それぞれ詳しく見ていきましょう。

参考:Weight loss caused by common diabetes drug tied to “anti-hunger” molecule in study
参考:Biguanides: Uses, Side Effects, Dosages, Precautions

海外の研究で示された平均的な減量効果

メトホルミンの体重減少効果を客観的に示した代表的な研究に、米国の「糖尿病予防プログラム(DPP)」があります。この大規模な臨床試験では、参加者を3つのグループに分けて、その後の経過を比較しました。

約2.8年後の結果を見ると、偽薬(プラセボ)を飲んだグループの体重減少が平均0.1kgだったのに対し、メトホルミンを飲んだグループでは平均2.1kgの減少が見られました。

ここで特に注目したいのは、専門家による積極的な生活習慣の改善指導(低脂肪・低カロリーの食事や週150分以上の運動)を受けたグループが、平均で5.6kgもの減量を達成したということです。

この結果は、メトホルミンには確かに一定の減量効果があるものの、その力は本格的な生活習慣の見直しには及ばないこと、そして薬だけの力には限界があることをはっきりと示しています。

メトホルミンはあくまでダイエットを後押しするサポーターであり、日々の生活改善と組み合わせることで、その真価が発揮されるといえるでしょう。

参考:Reduction in the Incidence of Type 2 Diabetes with Lifestyle Intervention or Metformin | New England Journal of Medicine

思ったより痩せないと感じることがある理由

臨床データが示すように、メトホルミン単独での平均的な体重減少は2kg台であり、「飲むだけで劇的に痩せる」というイメージとは少し異なります。この期待と現実のギャップが生まれる主な理由は、メトホルミンが食欲を強力に抑え込んだり、脂肪を直接分解したりするタイプの薬ではないからです。

その主な役割は、あくまで血糖値の管理を目的とした糖の代謝を穏やかにすることであり、体重が減るのは、副次的な効果と捉えるのが正しい理解といえるでしょう。

また、メトホルミンの効果の現れ方は、その人の体質や元々の生活習慣に大きく左右されます。基礎代謝、インスリンが効きにくい体質かどうか、普段の食事や運動量など、さまざまな要因が絡み合うため、効果にはどうしても個人差が出てきます。

特に、普段の生活を全く変えずに薬の力だけで痩せようとしても、十分な結果は得られにくいものです。メトホルミンはあなたの努力を支える心強い味方であり、食事の見直しや適度な運動といった前向きな変化があってこそ、その力が最大限に引き出されます。

メトホルミンがダイエットに効く4つの仕組み

メトホルミンがダイエットに効く4つの仕組み

メトホルミンは、もともと2型糖尿病の治療に用いられる血糖降下薬です。そのはたらきの中心は、肝臓でアミノ酸などから新しい糖が作り出される「糖新生」を抑制することにあります。

インスリンの分泌を直接促すことなく血糖値を下げるこの過程で、結果的に体重減少につながる複数の作用が、体の中で静かにはたらいてくれるのです。

ここでは、メトホルミンがダイエットをサポートする、主に4つのメカニズムについて解説します。

  1. 体内のエネルギーセンサーを活性化する
  2. 肝臓で新しい糖が作られるのを抑える
  3. 筋肉で糖がエネルギーとして使われるのを助ける
  4. 満腹感を持続させて食欲を自然に抑える

これらの作用が複合的にはたらくことで、あなたの体重管理をサポートしてくれます。

参考:Mechanisms of action of metformin in type 2 diabetes: Effects on mitochondria and leukocyte-endothelium interactions – ScienceDirect

1. 体内のエネルギーセンサーを活性化する

メトホルミンのはたらきを理解する上で欠かせないのが、「AMPK」という酵素です。AMPKは、体内のエネルギー残量を監視するセンサーのような役割を担っており、細胞のエネルギーが不足気味だと判断すると活性化します。

メトホルミンはこのAMPKを活性化させ、体に「エネルギーを無駄遣いせず、今ある糖を上手に使いなさい」という指令を出すことで、糖の代謝をうまくコントロールします。

このAMPKのはたらきによって、食後の血糖値の急激な上昇が抑えられ、血糖値を下げるために分泌されるインスリンの量も自然と少なくなります。インスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれ、余った糖を脂肪として蓄える性質があるため、その分泌を抑えることは、新たな脂肪の蓄積を防ぐことにつながるのです。

この作用により、特に糖質の多い食事を楽しんだ際の体重増加リスクを、穏やかに低減させる効果が期待できます。

参考:What To Know About Metformin: The Decades-Old Diabetes Drug Fueling Billions in Longevity Research

2. 肝臓で新しい糖が作られるのを抑える

メトホルミンの最も中心的といえる作用が、肝臓での糖新生を抑制することです。私たちの体は、食事から糖を摂るだけでなく、肝臓でもアミノ酸などを材料に新しい糖を作り出し、空腹時でも血糖値を一定に保っています。

しかし、インスリンが効きにくい体質ではこの糖新生が過剰になりがちで、血糖値の上昇や体重増加の一因となってしまいます。

メトホルミンは、この肝臓からの糖の放出を約10%〜30%低下させることが報告されており、その大部分が糖新生を抑えることによるものです。

この数字は、体全体の血糖コントロールにおいてとても大きな意味を持ちます。体内で不必要に糖が作られるのを防ぎ、血糖値を安定させるこのはたらきこそが、メトホルミンが血糖値を下げる薬として長年信頼されている理由なのです。

参考:Metformin: Therapeutic profile in the treatment of type 2 diabetes – Bailey – 2024

3. 筋肉で糖がエネルギーとして使われるのを助ける

肥満などが原因でインスリンの効きが悪くなった状態(インスリン抵抗性)では、血液中の糖がうまく細胞の中に取り込まれず、高血糖の状態が続いてしまいます。

これは、細胞のドアを開けるための「鍵」であるインスリンが、ドアの「鍵穴」である受容体にうまくはまらなくなっているような状態です。

メトホルミンは、このインスリン抵抗性を改善する効果を持っています。具体的には、先ほど登場したAMPKシグナルを活性化させることを通じて、インスリンが効きやすい体質へと導くと考えられています。

その結果、体で最も多くの糖を消費する筋肉などで、糖がエネルギーとして効率よく使われるようになります。これにより、血液中に余った糖が脂肪として蓄えられるのを防ぎ、基礎代謝の向上にも貢献してくれる可能性があります。

4. 満腹感を持続させて食欲を自然に抑える

メトホルミンが食欲を完全に抑えるわけではありませんが、結果として食事量を減らす手助けになることが報告されています。その背景には、いくつかの理由が考えられます。

一つは、メトホルミンが消化管ホルモンである「GLP-1」の分泌を促しているのではないかという点です。

GLP-1は脳にはたらきかけて満腹感を高める作用があり、近年注目されているGLP-1ダイエット注射薬がはたらきを真似ているのもこのホルモンです。メトホルミンの作用はそれらよりずっと穏やかですが、食欲のコントロールを助ける一因と考えられています。

もう一つの可能性は、副作用として現れる吐き気などの胃腸症状です。特に飲み始めに見られるこの症状によって、自然と食欲が落ち、摂取カロリーが減少することがあります。もちろん、これは本来望ましい作用ではありませんが、結果としてダイエットのきっかけになる場合もあるようです。

このように、メトホルミンは複数の要因から、無理なく食事量をコントロールするのを手助けしてくれることがあります。

参考:Metformin – StatPearls – NCBI Bookshelf

メトホルミンダイエットの正しい始め方と続け方

メトホルミンのダイエット効果を最大限に引き出し、安全に続けるためには、正しい付き合い方を理解しておく必要があります。特に、少ない量から始め、食事と一緒に飲むことで、吐き気や下痢といった胃腸の不調を最小限に抑えることが大切です。

また、長期的に服用する場合は、ビタミンB12の吸収が少なくなる可能性も心に留めておく必要があります。

ここでは、メトホルミンダイエットを成功に導くための具体的なステップを解説します。

  • ステップ1. 少ない量から飲み始めて体を慣らす
  • ステップ2. 食事の直前か直後に服用する
  • ステップ3. 最低でも3ヶ月は継続してみる
  • ステップ4. 糖質を意識した食事で効果を高める

これらのステップを守ることが、効果を実感するための鍵となります。

ステップ1. 少ない量から飲み始めて体を慣らす

メトホルミンの服用を始める際は、副作用のリスクをできるだけ避けるため、必ず少ない用量からスタートするのが一般的です。「用量漸増(タイトレーション)」と呼ばれるこの方法は、あなたの体が薬にゆっくりと慣れていくための大切なプロセスです。

治療効果は時間をかけて現れるため、最終的な効果の評価は、治療開始から21日目以降に判断した方がよいとされています。

早く結果を出したいからと、自己判断で量を増やしてしまうのは逆効果です。下痢や吐き気といった不快な症状を引き起こすだけで、良いことはありません。必ず医師の指示と経過観察のもとで、決められた用法・用量を守りましょう。

参考:metformin

ステップ2. 食事の直前か直後に服用する

メトホルミンを飲むタイミングは、食事の直前、または食後すぐが推奨されています。これは、メトホルミンの主な副作用である吐き気や下痢といった胃腸の不調を、最小限に抑えるための工夫です。食事の際に飲むことで、食べ物が胃の中のクッションとなり、薬が胃の粘膜へ与える直接的な刺激を和らげてくれます。

空腹時に飲むと胃への刺激が強くなる傾向があるため、食事と一緒に摂ることで、薬の成分が穏やかに吸収され、副作用を軽減できます。また、「食事が済んだら飲む」というように、食事とセットで習慣づけることで、飲み忘れを防ぎやすくなるというメリットもあります。

ステップ3. 最低でも3ヶ月は継続してみる

メトホルミンの体重減少効果は、他の急激なダイエット薬とは異なり、比較的ゆっくりと現れるのが特徴です。先ほど触れたように、薬の効果を最終的に判断するには21日以上の期間が必要とされていることからも、即効性を期待する薬ではないことがわかります。

メトホルミンは、体の中の糖代謝を徐々に健やかな状態へと整えていきます。そのため、その効果を正しく判断するには、最低でも3ヶ月程度は服用を続けてみることが推奨されます。

この期間、体重の数字だけに一喜一憂するのではなく、食欲の変化や体調、お腹周りのすっきり感など、ご自身の体の総合的な変化に耳を傾けることが大切です。焦らずじっくりと取り組む姿勢が、成功への一番の近道です。

ステップ4. 糖質を意識した食事で効果を高める

メトホルミンは糖の代謝をサポートしてくれますが、薬の力だけに頼っていては、十分な効果は期待できません。近年の研究では、メトホルミンと糖質を意識した食事の素晴らしい相乗効果が示唆されています。

たとえば、2型糖尿病の患者さんが食事の炭水化物を、同じカロリーのたんぱく質や脂質に置き換えたところ、食後の血糖値の変動が36〜45%も改善したという報告があります。

これはメトホルミンを飲んでいる方にとっても、糖質管理が血糖コントロールと体重管理に非常に有効であることを力強く裏付けています。

また、ハーバード大学の研究では、糖尿病予備群の成人が低炭水化物食を実践した結果、血糖値(A1c)が改善し、6ヶ月で約6kgもの体重減少が観察されました。メトホルミン単独の効果(体重の約2〜3%減)と比べても、食事改善が持つインパクトの大きさがよくわかります。

メトホルミンを服用しながら食事や運動を改善した人は、より大きな体重減少を経験するという専門家の指摘通り、薬の効果を最大限に引き出すには、炭水化物や甘い飲み物・お菓子を意識的に控え、良質なたんぱく質や健康的な脂質中心の食事へ切り替えることが、ダイエットを成功させる鍵となります。

参考:The clinical effects of a carbohydrate-reduced high-protein diet on glycaemic variability in metformin-treated patients with type 2 diabetes mellitus: A randomised controlled study – PubMed

メトホルミンダイエットの副作用と注意点

メトホルミンは長年の使用実績があり、比較的安全性の高い薬とされていますが、副作用のリスクが全くないわけではありません。特に知っておくべきなのは、頻度は非常に稀ではあるものの、万が一発症すると重篤な状態に至る可能性がある「乳酸アシドーシス」です。

ここでは、メトホルミンの主な副作用と、服用にあたっての注意点を解説します。

  • 効果を実感できるまでの期間の目安
  • 飲み始めに多い胃腸の副作用
  • 特に注意したい重大な副作用「乳酸アシドーシス」
  • メトホルミンを服用できない人の条件

安全にダイエットを進めるために、ぜひ確認しておきましょう。

効果を実感できるまでの期間の目安

これまでお伝えしてきた通り、メトホルミンによる体重減少効果には即効性はなく、穏やかに現れるのが一般的です。薬の効果は少しずつ現れるため、少なくとも21日以上の期間が必要とされています。

最初の数週間は、体重の変化を焦るよりもまず、ご自身の体が薬に慣れていくための大切な適応期間と捉えましょう。

効果を実感できるまでの期間は、少なくとも数週間から数ヶ月かかると理解し、焦らずに服用を続けることが大切です。不安にならずに継続することを目標に取り組みましょう。

もし数ヶ月経っても全く変化が見られない場合は、一人で悩まずに医師に相談してみましょう。

飲み始めに多い胃腸の副作用

メトホルミンの副作用として最もよく聞かれるのが、下痢、便秘、吐き気、食欲不振、腹痛といった胃腸の症状です。幸いなことに、これらの副作用は多くの場合、軽度で一時的なものです。体が薬に慣れてくるにつれて、数週間ほどで自然に和らいでいくのが一般的です。

これらの症状を軽減する最も効果的な方法は、食事と一緒に服用すること、そして少量から服用を開始することです。

もし、症状が長く続いたり、日常生活に支障をきたすほど強く感じられたりする場合は、ご自身の判断で服用を中止せず、速やかに処方を受けた医師に相談しましょう。薬の量を調整するなどの対処で、改善することがあります。

特に注意したい重大な副作用「乳酸アシドーシス」

乳酸アシドーシスは、その頻度こそ約3万人に1人と非常に稀ですが、万が一発症すると命に関わる可能性がある、最も注意すべき重篤な副作用です。

体の中に乳酸が過剰に溜まり、血液が酸性に傾くことで、ひどい倦怠感、筋肉痛、呼吸が苦しい、腹痛、血圧の低下といった初期症状が現れます。これらの症状は風邪や胃腸炎と間違われやすいですが、見過ごすと危険なサインです。

特に、激しい下痢や嘔吐による脱水状態のとき、過度のアルコールを摂取したとき、腎臓や肝臓の機能が低下している場合に、そのリスクが高まります。

もし、これらの初期症状に当てはまるような体調の変化を感じた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。リスクは低いものの、その危険性を正しく知っておくことが、安全な服用につながります。

メトホルミンを服用できない人の条件

安全性の観点から、以下に当てはまる方はメトホルミンを服用することができません。特に腎臓や肝臓は、薬を体外へ排泄したり、代謝したりするために不可欠な臓器です。

これらの機能が低下していると、薬の血中濃度が意図せず上昇し、乳酸アシドーシスのリスクが著しく高まるため、禁忌とされています。

診察の際には、ご自身の健康状態を必ず正確に医師へ伝えてください。

  • 重度の腎機能障害(eGFRが30mL/分/1.73㎡未満)のある方
  • 重度の肝機能障害のある方
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、乳酸アシドーシスの既往歴のある方
  • 心血管系、肺機能に重度の障害がある方
  • 過度のアルコール摂取者
  • 脱水症、またはその恐れがある方
  • 妊娠中、または妊娠の可能性がある方、授乳中の方

これらに当てはまらない場合でも、健康状態によっては服用が適切でないと判断されることがあります。必ず医師の診断のもとで処方を受けてください。

メトホルミンとリベルサス(GLP-1)はどっちがいい?

メディカルダイエットを考えるとき、メトホルミンとしばしば比較されるのが、「リベルサス」に代表されるGLP-1受容体作動薬です。両者の最も大きな違いは、体重減少効果のスケールにあります。

メトホルミンの減量効果が体重の約2〜3%であるのに対し、セマグルチド(リベルサスの有効成分)などのGLP-1受容体作動薬では、平均して15%前後の体重減少が報告されており、その差は歴然としています。

さらに強力なGLP-1/GIPデュアル作動薬では、18%以上の減少も報告されています。

ここでは、両者の違いを明確にし、あなたが選択する上でのヒントとなる情報を提供します。

  • 効果の速さと強さで選ぶならリベルサス
  • 費用と始めやすさで選ぶならメトホルミン
  • 医師に相談して併用する選択肢も

それぞれの薬の特徴を理解し、ご自身に合った選択をすることが大切です。

参考:Effectiveness of omalizumab in an asthmatic patient with severe airway and blood eosinophilia – PMC
参考:Is Ozempic better than metformin?
参考:Weight Loss Outcomes Associated With Semaglutide Treatment for Patients With Overweight or Obesity | Nutrition, Obesity, Exercise | JAMA Network Open

効果の速さと強さで選ぶならリベルサス

より短期間で、よりはっきりとした減量効果を求めるのであれば、リベルサスをはじめとするGLP-1受容体作動薬が選択肢となるでしょう。代表的な臨床試験(STEP 1試験)では、セマグルチドを68週間使用したグループで、平均-14.9%という非常に大きな体重減少が達成されました。

これはメトホルミンの効果を大きく上回るものであり、食欲そのものにダイレクトにはたらきかけるGLP-1受容体作動薬の強力さを示しています。

近年では、スタンフォード大学発の新規ペプチド(BRP)のように、セマグルチドと同等の効果を持ちながら副作用が少ない可能性を秘めた、次世代の薬の開発も進んでいます。

この分野の治療は日々進歩しており、明確な効果を早く実感したい方にはGLP-1受容体作動薬が向いているといえます。ただし、費用が高額になる点や、胃腸系の副作用がメトホルミンより出やすい傾向がある点は、考慮すべきポイントです。

参考:Naturally occurring molecule rivals Ozempic in weight loss, sidesteps side effects
参考:The Same ‘Anti-Hunger’ Molecule Produced After Exercise Could Help Develop New Weight Loss Drugs

費用と始めやすさで選ぶならメトホルミン

コストを抑えたい方や、穏やかな作用の薬からじっくり試したい方には、メトホルミンが適しています。メトホルミンは、数十年という長い使用実績を持つ、安価な糖尿病治療薬です。

世界中の多くの臨床現場で、その有効性と安全性が長年にわたって確認されています。後発医薬品(ジェネリック)も普及しているため、経済的な負担が少なく、長期的に続けやすい点は大きな魅力です。

GLP-1受容体作動薬のような劇的な効果はないものの、その分、副作用も比較的マイルドな傾向があります。そのため、初めてメディカルダイエットに取り組む方や、急激な変化ではなく着実な体質改善を目指す方にとって、安心して始めやすい薬といえるでしょう。

医師に相談して併用する選択肢も

メトホルミンとリベルサスは、それぞれ異なる仕組みで体にはたらきかけるため、理論的には併用による相乗効果も考えられます。

例えば、メトホルミンが基礎的なインスリンの効きやすさを改善し、リベルサスが食事による血糖値の急上昇と食欲を強力に抑える、といったお互いを補い合うような役割が期待できます。

しかし、作用が重なることによる低血糖のリスクや、副作用が増強される可能性も否定できません。特に、両方の薬に胃腸症状の副作用があるため、併用によってその不快感がより強く出てしまうことも考えられます。安易な併用は危険を伴いますので、必ず専門の医師による診察と指導のもとで、その必要性やリスクについて十分に検討することが重要です。

参考:日々の診療での気付きから新しい糖尿病学を切り拓く

メトホルミンダイエットに関するよくある質問

ここでは、メトホルミンを用いたダイエットに関して、多くの方が抱く疑問について、一つひとつ丁寧にお答えします。

Q. メトホルミンを飲んでも痩せないのはなぜですか?

メトホルミンを服用しても期待したような効果が得られない場合、まず効果の個人差、生活習慣、そして服用期間の短さが考えられます。メトホルミンの効果はとても緩やかなので、短期間で「効果がない」と判断してしまうのは、少し早いかもしれません。

また、薬を飲んでいるからといって、食事内容や運動習慣が以前のままであれば、減量はやはり困難です。薬はあくまでも自身の努力をサポートしてくれる存在だと考え、生活習慣全体を見直すことが何より大切です。場合によっては、医師があなたの体質に合わせて用量を調整することもあります。

Q. 個人輸入したメトホルミンを使うのは安全ですか?

個人輸入したメトホルミンの服用は、非常に危険ですので絶対に避けるべきです。インターネットなどで手軽に購入できる海外の医薬品には、有効成分の量が不正確であったり、不純物や有害な物質が混入していたりする偽造品が紛れている可能性があります。

深刻な健康被害につながるだけでなく、万が一トラブルが起きても日本の公的な救済制度の対象外となってしまいます。必ず国内の医療機関で医師の診察を受け、処方された安全な薬を服用することをおすすめします。

参考:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ |厚生労働省

Q. メトホルミンは長期間飲み続けても大丈夫ですか?

メトホルミンは長期間の服用が可能な薬ですが、一つ知っておきたい注意点として、長く飲み続けることでビタミンB12の吸収が阻害される可能性があることが知られています。これは、メトホルミンが小腸でビタミンB12が吸収される際に必要な、カルシウムが関わるプロセスを妨げることが原因と考えられています。

ビタミンB12が不足すると、貧血や手足のしびれといった神経の不調を引き起こすことがあります。そのため、長期間服用する場合は、定期的に血液検査で数値をチェックし、必要に応じて医師と相談の上でサプリメントなどで補うことがあります。

Q. メトホルミン服用中にお酒は飲めますか?

メトホルミンを服用中に過度のアルコールを摂取することは、重大な副作用である「乳酸アシドーシス」のリスクを高めるため、注意が必要です。アルコールが肝臓で分解される際には、乳酸の代謝を妨げるはたらきがあるためです。

メトホルミンを飲んでいる間は、ただでさえ体内に乳酸が溜まりやすい状態にあります。そこにアルコールが加わることで、乳酸アシドーシスのリスクが著しく高まってしまうのです。安全を最優先するなら、服用中の飲酒は控えるのが賢明ですが、どうしてもお酒を飲む機会がある場合は、必ず事前に医師に相談してください。

メトホルミンダイエットはDMMオンラインクリニックで始めよう

DMMオンラインクリニックメディカルダイエット(女性)
画像:DMMオンラインクリニック

この記事では、メトホルミンダイエットの現実的な効果や正しい始め方、注意すべきポイントまで、最新の知見を踏まえて詳しくご紹介しました。メトホルミンは、日々の生活習慣の改善と組み合わせることで、ダイエットをしっかりとサポートしてくれます。

ただし、何より大切なのは、必ず医師の診察を受けて安全に始めることです。オンライン診療プラットフォームのDMMオンラインクリニックなら、スマートフォンだけで予約から診察、薬の受け取りまで完結できるため、忙しい方でも時間や場所を気にせずにメディカルダイエットを始められます。

診察料はかからず、お支払いは薬代のみです。最短で当日中に発送され、プライバシーに配慮した梱包で自宅に届きます。

ぜひ無料のオンライン診療を利用して、専門医に相談してみてください。まずはご自身の体質にメトホルミンが適しているかを確認することから始めてみましょう。

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