受験や就職活動、転職面接、プレゼン、資格試験――。人生の大事なイベントが冬に重なると、体調管理に敏感になるものです。特に冬場はインフルエンザが流行しやすく、周囲で「インフルエンザにかかった」という声を聞くと、不安になる方も多いでしょう。
「インフルエンザの予防薬」は、感染リスクが高い状況でもインフルエンザを防ぐ手段として注目されています。しかし、「本当に効くの?」「副作用は?」「誰でも使えるの?」といった疑問を抱く方も少なくありません。
この記事では、インフルエンザ予防薬の効果や注意点、保険適用の有無、日常でできる感染予防策まで詳しく解説します。大事なイベントを控える20〜30代のあなたへインフルエンザを防ぎ、万全の状態で当日を迎えるための情報をお届けします。
この記事の監修者
国家公務員共済組合連合会虎の門病院 救急科部長
東京大学医学部救急医学 非常勤講師
軍神 正隆(ぐんしん まさたか)
1995年長崎大学医学部卒業。亀田総合病院臨床研修後、東京大学医学部救急医学入局。米国ピッツバーグ大学UPMCメディカルセンター内科、米国カリフォルニア大学UCLAメディカルセンター救急科、米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校公衆衛生学MPH大学院を経て、東京大学医学部救急医学講師。日本救急医学会認定救急科専門医・指導医。2019年より現職。
インフルエンザ予防薬の効果と注意点
まずは、医療機関で処方される「インフルエンザ予防薬」について、種類や効果、使用上の注意点を解説します。
予防投与に使われる主な抗インフルエンザ薬
インフルエンザ予防薬として使われるのは、抗インフルエンザウイルス薬です。代表的な薬には以下のようなものがあります。
- タミフル(オセルタミビル)
内服タイプで、発症リスクを下げる効果があります。家族内で感染者が出た場合などに処方されることが多い薬です。 - リレンザ(ザナミビル)
吸入タイプの薬で、ウイルスの増殖を抑える働きがあります。吸入操作が必要ですが、内服薬が使いにくい方にも適しています。 - イナビル(ラニナミビル)
1回の吸入で効果が続く薬。服用回数が少なくて済むため、忙しい方に向いています。 - ゾフルーザ(バロキサビル)
1回の内服で完了する手軽さがありますが、耐性ウイルスの問題も指摘されているため、医師の指示を守ることが大切です。
これらは、発症してから使う治療薬として知られていますが、「予防投与」として使うことも可能です。ただし、次のような制限や注意点があります。
保険適応外である
インフルエンザ予防薬は、基本的に健康保険が適用されません。保険診療の対象となるのは「すでにインフルエンザに感染し、治療を必要とする場合」のみだからです。
そのため、予防目的で薬を使う場合は、全額自己負担となります。費用は薬や医療機関によって異なりますが、数千円から1万円前後が一般的です。
「絶対にインフルエンザを避けたい」「どうしても外せない予定がある」といったケースで、費用を負担してでもリスクを減らしたい方に選ばれる手段です。
インフルエンザの予防薬の対象者
インフルエンザ予防薬は、誰でも気軽に使えるものではありません。医師の診察を受け、必要性やリスクを考慮した上で処方されます。一般的に、次のような状況で検討されることが多いです。
- 家族や職場でインフルエンザ患者と濃厚接触した
- 受験や大事な試験、仕事の直前で感染リスクを減らしたい
- 基礎疾患などで重症化リスクが高い
予防薬はあくまで一時的な感染リスク軽減を目的とするものです。ワクチン接種や日常の予防策と併用し、総合的に対策することが求められます。
インフルエンザ予防薬のデメリットと注意点
インフルエンザ予防薬には、いくつかのデメリットや注意点があります。
- 完全に感染を防げるわけではない
予防効果は約70〜90%とされていますが、100%防げるわけではありません。 - 副作用のリスク
吐き気、下痢、腹痛、頭痛などの副作用が出ることがあります。重篤な副作用はまれですが、体調に不安がある場合は必ず医師に相談しましょう。 - ウイルス耐性の問題
使い方を誤ると、薬が効きにくい耐性ウイルスを増やす可能性が指摘されています。医師の指示に従い、安易な使用を避けることが大切です。
インフルエンザ予防薬は、「ここ一番」のための特別な対策として、正しく活用することが求められます。
インフルエンザを防ぐための日常上の対策

インフルエンザ予防薬だけに頼るのではなく、日常生活での基本的な予防策を徹底することが重要です。ここでは、20〜30代のビジネスパーソンや受験生が取り組みやすい対策を紹介します。
手洗い・マスク・換気など基本の感染対策
インフルエンザウイルスは、飛沫感染や接触感染によって広がります。基本的な対策を怠らないことが、感染予防の第一歩です。
- 外出先から帰ったら、すぐに手洗い・うがい
石けんを使って30秒以上、指の間や爪の間までしっかり洗いましょう。 - マスクの着用
咳やくしゃみをしている人がいる場所や、人が多い場所ではマスクを着用し、飛沫を防ぎます。 - こまめな換気
室内では1時間ごとに窓を開けて換気し、ウイルスがこもらない環境を作りましょう。 - 手指消毒の習慣化
アルコール消毒液を携帯し、外出先や職場でも手指消毒を心がけることが大切です。
免疫力を高める生活習慣と栄養管理
ウイルスに負けない体を作るためには、免疫力を高める生活習慣が欠かせません。
- 十分な睡眠
6〜8時間の質の高い睡眠を確保し、体力を回復させましょう。 - バランスの良い食事
たんぱく質、ビタミンC・D、亜鉛など、免疫機能を支える栄養素をしっかり摂ることが大切です。 - 適度な運動
ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動を取り入れましょう。 - ストレス管理
受験や仕事のプレッシャーでストレスが溜まりやすい時期ですが、リラックスできる時間を確保することも免疫力維持につながります。
人混みを避ける
インフルエンザ流行期は、人混みを避けることも重要な予防策です。特に次のような場所は感染リスクが高いので、可能な限り避けましょう。
- 満員電車やバス
通勤・通学時間をずらす、在宅勤務やオンライン学習を活用するなどの工夫を。 - 飲み会や会食
会食は感染リスクが高まるため、大事な予定の直前は控えるのが無難です。 - 映画館やイベント会場
密閉・密集・密接の「三密」環境はリスクが高いため注意が必要です。
大事な本番に万全の体調で臨むためには、リスクを避ける選択も時には必要です。
オンライン診療対応|DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、通院不要でスマホやパソコンから医師の診察が受けられる「オンライン診療サービス」です。特にインフルエンザ予防を考えている方にとって、クリニックや病院へ足を運ぶことなく、自宅にいながら診察・薬の処方まで完結できる点が大きな魅力です。
DMMオンラインクリニックでは、インフルエンザ予防薬の処方がオンラインで可能です。自宅や職場にいながら、医師の指導を受けて安心して予防対策を始められるため、「大事な予定を守りたい」という方にぴったりのサービスです。特に人混みを避けたいビジネスパーソンや、家族に高齢者や子どもがいる方から多く選ばれています。
7,458円〜予防できる
DMMオンラインクリニックのインフルエンザ予防薬は、1回あたり7,458円(税込)から利用できます。
「オンライン診療は高いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、DMMオンラインクリニックでは薬代・配送料込みの明朗会計なので、追加料金の心配もありません。薬は自宅まで配送されるため、忙しくて病院に行く時間が取れない方にもおすすめです。大切な予定を守るための自己投資として、手軽に始められる価格設定となっています。
診察料0円!
さらに嬉しいポイントは、診察料が0円という点です。
通常、病院やクリニックでは初診料や再診料がかかることが多いですが、DMMオンラインクリニックでは診察料が無料。薬代と送料のみの負担で済むため、コストを抑えつつしっかり予防対策ができます。
「まずは相談だけしたい」という方にも利用しやすい料金体系が、多くの利用者から支持されています。
感染の心配がなく専門医に24時間相談可能
DMMオンラインクリニックは、24時間いつでも予約可能なオンライン診療サービスです。
「忙しくて病院の開院時間に合わせられない」「夜間しか時間が取れない」といった方でも、好きな時間に医師へ相談できます。
また、オンライン診療ならクリニックや待合室で他の人と接触する心配がないため、感染リスクを避けて安全に診察を受けられます。医師は専門知識を持った医療従事者なので、インフルエンザ予防について不安や疑問がある方も、安心して相談できる環境が整っています。
最短当日にお届け
処方された薬は、最短で当日に自宅へ配送されます。「すぐに薬が必要」「外出せずに受け取りたい」というニーズにもしっかり対応。
全国対応の配送サービスを利用しているため、離れた地域に住んでいる方でも安心です。外出しにくい体調のときや、忙しくて薬局に行く時間がないときも、DMMオンラインクリニックなら手軽に薬を受け取ることができます。
インフルエンザ予防薬はDMMオンライン診療で

インフルエンザ予防薬を手軽に入手したい方におすすめなのが、DMMオンラインクリニックのオンライン診療です。
病院に行かなくても、自宅や職場からスマホやパソコンで医師の診察を受けることができ、診察後はインフルエンザ予防薬を自宅まで配送してもらえます。忙しくて通院が難しい方や、混雑や感染リスクを避けたい方にとって、オンライン診療は非常に便利な選択肢です。
DMMオンラインクリニックなら、初めての方でも簡単に利用できるシステムが整っており、誰でも安心してインフルエンザ予防を始められるので、ぜひこの機会にご検討ください。
【参考文献】
・インフルエンザ|厚生労働省
・抗インフルエンザウイルス薬に関するガイドライン|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/090217keikaku-06.pdf
・インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」|政府広報オンライン